著者:佐藤秀美
発行年月:2010年3月19日
判型:A5 頁数:272頁
定価:1,680円(税込)
現代人は、とかく健康ネタに弱いものです。
朝食バナナがダイエットに効くとテレビで紹介された翌日に、
店頭からバナナがなくなったり、
体脂肪燃焼にカテキンが効くとなれば、
濃い緑茶飲料が飛ぶように売れたり、
脂っこいものを食べた後には、なぜかウーロン茶に手がのびたり・・・。
本書『栄養「こつ」の科学』の編集作業は、そうした健康ネタの掘り起こしからスタートしました。
著者の佐藤秀美先生とともに、健康によいとされている話題の食品や栄養成分、
肥満や生活習慣病の引き金になりうる食品や成分をリストアップし、
読者のみなさんが何を知りたいかを考えながら構成を練りました。
佐藤秀美先生との打合せの場は、大手ファミリーレストランD××××'s 都内某店。
毎回4 ― 5時間はかかるのですが、
気がついたらハーブティー1杯ずつしか頼んでいなかった!なんてことも。
D××××'sのやさしいスタッフのみなさま、本当にごめんなさい。
そうして揃ったQ(見出しとしてたてた疑問)は、
およそ300本。最終的にそれを半分以下の135本に絞ってまとめたのが本書です。
(300ものQについて、すべて原稿を書いてくださった佐藤秀美先生。
ほんとうにお疲れさまでした。)
135本のなかには、向かいに座っている編集部員の食嗜好からヒントを得たQもあり
(肉が大好き。肉ばかり食べているとどうなるの?)、
友人の苦手な食べものを題材としてもらったり(魚の皮が大嫌い)、
取材先のフレンチレストランの提供スタイルからヒントを得たり
(食後のデザートのあと、みかんを出してくれる素敵なレストランが四ッ谷にあるのです!)、
とにかく情報を総動員。
仕事のヒントは、身近なところにあるものだと実感しました。
関係者のみなさまに、この場を借りて感謝いたします。
どうもありがとうございました。