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本音の飲食店

15323.jpg『本音の飲食店』

著者:稲本健一
発行年月:2010年7月14日
判型:四六 頁数:176頁
定価: 1,575円(税込)


「稲本さんの考えかたを本にしましょう」

そんな話をしたのは、思えばずいぶん前のことのような気がする。
実際に本が1冊できあがるまでに、何度も何度も、何度も稲本社長と会い、
膝を突き合わせて議論した。
イナケンワールドには、いままでの飲食業の経営者にはない、
まったく新しい風が吹いていて、わたしたち編集サイドもそれは感じているのだけど、
どこに入口が、あるいは出口があるのか、わからないまま進んでいった。

飲食業の経営ノウハウ書は多い。
社長の人生を振り返る本も少なくない。
いわゆる「自伝的な本」だ。
でも、そのどちらもつくりたくない。
新しい形にできるか? ひとつの賭けだった。

稲本社長の口から「本音の飲食店」というタイトルが出た時、
わたしたちは思わずうなずいた。
あ、これは、こういう本だったんだな。という感慨が生まれてきた。
こうなると本づくりはスムーズに進む。
デザインも、あまり迷うことなくシンプル路線に決まった。

語り口は、あくまでイナケン流でやさしく、
ひとつのテーマも2、3頁程度で読み終わる。
エッセイのようだが、エッセイと言うわけでもない。
著者はプロの文筆家ではなく実務家だから、
お腹の底から本音の言葉が出てくる。
それが、この本の大きなテーマになっている。
ただし、現場で何百人のスタッフを鍛え上げた言葉のエネルギーは半端ではない。


編集担当として泣けたフレーズは、これ。

「僕の人生は、飲食店とともにあったといっても過言ではありません。
何しろ僕はこの飲食店から、すべてのものを学んできた。
もし、この職業にめぐり会わなかったら何をしていたかと聞かれても、
答えようがないぐらい、僕には飲食店しかありませんでした」

真っ直ぐな、あまりに真正直な仕事への愛の告白に心を打たれる9頁め。
あなたも本書を読んでもう一度、仕事と向き合ってみませんか。


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2010年07月09日 16:48に投稿されたエントリーのページです。

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