柴田書店MOOK
発行年月:2010年9月28日
判型:A4変 頁数:200頁
定価:3,150円(税込)
揚げものを最近食べましたか?
家で揚げましたか?
それともどこかで買ってきましたか?
揚げものは、自宅でつくるより買ってくるという人が増えているそうです。
理由はつくるには時間も手間も材料もかかること、
油の処理が悩ましいこと、油のにおいなどで
キッチンや部屋を汚したくないという気持ちもあるのだと聞きました。
「揚げものは中食店がつくるべきもの」という考えが、
お客側にもお店の間にも広まっており、
揚げものは、必ず売れる定番アイテム群と認識されています。
「デリそうざい2」ではそんな揚げものを大特集しました。
準備期間から発刊までの3ヶ月から4ヶ月は、毎日揚げもの三昧の生活。
なかなかヘビーな熱い夏でした。
わかったことは、揚げものの世界の奥深さ。
パン粉づけや揚げにも技術があり、つくり手の技量で差が出ること。
そして、毎日揚げものを買いに来るヘビーユーザーが
案外、多いということです。
お店の方にうかがったのですが、
常連さんは買う商品もほとんど決まっているのだそうです
(少し仕様を変更しただけでも問い合わせが殺到するらしい)。
たとえばある方は、
食パンの白とエビの赤が縁起がいいというのでエビカツサンドを指名買い。
またある方はいつでもロースかつと決めている、
あるいはミックスフライ弁当しか買わないなどなど。
毎回「それを食べたい」と思う、
それだけ安心感をもって買ってもらえるとは、本当にすごいことです。
飽きのこない商品のすごさをぜひ、今号で感じていただければ幸いです。