この賞は、「日本の『食』や『食材』、『食文化』の発展に貢献すべく、生産者や食品企業等と『協働』した様々な取組を通じ、食文化の普及に尽力されてきた料理人の方々を対象とする」とのことですので、まさに音羽シェフにぴったりの賞といえるでしょう。
音羽シェフは地元宇都宮でレストラン、デリカショップなどを複数店経営する傍ら、約30年間にわたり生産者やJAと連携し、県内の農畜産物の使用・普及に取り組み、生産者向けに料理講習会や販売促進のアドバイスを行なってきました。また、地元の高校や母と子の料理教室で、子どもたちやその母親に料理を教えるなど、食育活動にも長く携わっています。
弊社から出版された著書「野菜でオードヴル」「なんでもオードヴル」「French Otowa’s Style地元素材を生かす新フランス料理」などの料理にも、地元の農産物が随所に使われています。特に近著「野菜でオードヴル」には、身近な野菜を使った楽しい料理のアイデアが満載です。
スーパーや地元の直売所で手に入る、新鮮でおいしい旬の素材はおおいに利用したいもの。
この本を参考に、野菜たっぷりの健康で豊かな食生活を心掛けてみてはいかがでしょう。
*** 音羽和紀 氏 著書 ***
新刊 『野菜でオードヴル +野菜のスープ+デザート』
発行年月:2010年9月3日
判型:B5 頁数:272頁
定価:3,045円(税込)
「なんでもオードヴル」の第2弾!
本書は、野菜を上手に使ったオードヴルを計268品、料理の種類ごと、あるいは野菜ごとにまとめて紹介。身近な野菜を中心に使用し、音羽氏ならではのアイデアで仕立てたユニークなオードヴルは、あらゆるシーンで活躍しそうです。健康や美容に感心の高い女性にもおすすめです。
巻末には野菜のスープ、および野菜のフルーツなどナチュラルな素材を生かしたデザートも収載した、盛りだくさんの1冊です。
『なんでもオードヴル everything for hors-d'oeuvre』
発行年月:2005年2月15日
判型:B5 頁数:248頁
定価:3,045円(税込)
オードブル、とは少々気どった言い方だが、要はワイン、ビール、カクテルなど、洋酒に合わせて食べたいつまみ的料理集。
身近な素材を使い、自由な発想で作る290余品の料理は、どれもおいしくて簡単、そして楽しい。
素材は野菜あり、魚介あり、肉ありと幅広く、調理法も変化に富んでいます。パーティーに役立つカナッペやピンチョス、一口スープのアイデアも豊富で幅広く利用できます。
『French Otowa's Style 地元素材を生かす新フランス料理』
発行年月:2004年4月6日
判型:B5 頁数:184頁
定価:3,045円(税込)
宇都宮でレストラン、カフェなど3店舗を展開し、地元を中心に広く活躍する音羽氏が、2002年に益子町に開店したフレンチ・レストラン「リス・ブラン」。益子を中心に、
栃木県内の素材を意識的に使い、ユニークで魅力的な料理を提要する。
地元の素材を使う利点は、鮮度や価格面ばかりではなく、料理に特徴を出し、地元に対する親しみや誇りを持たせてくれることにある。そんな理想を形にした「リス・ブラン」の料理から、貴店のメニューのヒントを見つけてほしい。
『子どもに作ってあげたい料理』
発行年月:2002年11月27日
判型:B5 頁数:112頁
著者:三国 清三、音羽 和紀、野崎 洋光 共著
定価:1,890円(税込)
子どもの食を考えることは、これからの社会を考えること。
農薬や食品添加物の問題、バランスを欠いた食事により子どもたちの肥満や生活習慣病、そしてキレる子どもたちと食との密接な関係。メディアはさまざまな角度から問題を取り上げています。
本書では、現代社会における子どもたちの食に危機感を覚え、それぞれの立場で発言や活動を続ける3人の料理人に、子どもたちに食べさせたい料理を作っていただきました。いずれも身近な素材で簡単に作れ、栄養のバランスのよい料理ばかり。もちろんおとなの食事作りにも充分活用できます。
『チキンとたまごのシンプルディッシュ』
発行年月:2001年2月7日
判型:B5 頁数:120頁
定価:1,890円(税込)
いつでも手に入り、安価で利用価値の高い鶏肉と卵、工夫しだいでいくらでも魅力的な料理に仕立てられる素材でもあります。しかし実際その料理をなると、いつも決まりきったものになっていないだろうか。
そこで本書では胸、もも、ささみ、手羽などさまざまな部位を使ったサラダ、ロースト、煮込みなど、音羽氏ならではのアイデアに富む鶏料理57品と、卵料理16品を紹介。
毎日の食卓からパーティのオードヴルまで役立つ1冊です。
『魚介をたのしむシンプルディッシュ』
発行年月:2001年9月18日
判型:B5 頁数:120頁
定価:1,890円(税込)
日本人は魚介好き。健康面からも注目されることの多い素材であり、毎日でも食卓に登場させたいところだが、いざ料理となると、いつも同じようなものばかりになってはいないだろうか。
たとえば、ぶり。照焼は確かにおいしいが、いつもそれでは飽きてしまう。音羽氏はこれをバターで焼いて、甘辛い大根のコンフィを添える。あるいは水菜と合わせてリゾットに仕立てる。ユニークなアイデアがその魚介の新しいおいしさを教えてくれる。魚介は19種、料理は計81品。
メニュー作りにぜひ役立てていただきたい1冊です。
『なんでもスープ』
発行年月:1998年11月24日
判型:B5変 頁数:120頁
定価:1,890円(税込)
サラダやメインの料理をつくるように、音羽氏はスープの具材の組み合わせを考える。
素材を生かしたシンプルなものから、果物を使ったスープまで50余品をカラーで紹介。たとえば、なすとズッキーニのスープに、トマトとモッツアレッラチーズを淹れて。いわしを丸ごと使ったスープには、たっぷりハーブをきかせる。柔軟な発想が、スープに新しいおいしさを教えてくれる。しかし、どのスープにも共通しているのは、素材の味を生かすということ。
新しいスープのアイデアと、おいしく作るコツが詰まった一冊です。