兵庫・三田の人気店「パティシエ エス コヤマ」のオーナーシェフ・小山進氏によるマジパン細工の技術書&作品集。
着色の仕方から、今にも動き出しそうな造形、愛らしい表情のつくり方など、マジパン細工の基礎+イメージを形にするためのテクニックを詳細なプロセス写真で解説します。
掲載作品は23品。人気の高い動物モチーフは、ウサギやネズミなど身近なものから、昨今話題のレッサーパンダ、マンドリルなどちょっと珍しい動物まで。
また、サンタクロースや、ハロウィンの魔女、タキシードとウェディングドレスをまとった新郎新婦など、イベントにも役立つ作品も収録しました。おいしそうな色味とエモーショナルな表情で、従来のファンシーなイメージとは一線を画した、大人のニュアンスを盛り込んだマジパン細工を提案します。
精巧につくられたマジパン細工は一見、つくるのが難しそうに見えますが、どんなに複雑な造形であっても、最初は「球をつくる」ことからはじまります。きれいに丸めた球を、細長くのばして棒状にしたり、先をとがらせてしずく形にしたりして、腕や脚、胴体や顔をつくっていくのです。
本書では、1品につき6頁以上をさき、その作品のつくり方を解説。それぞれ50カット以上のプロセス写真で、球をつくるところから1体の人形になるまでをていねいに追っています。
各作品のパーツの分解写真を掲載しているのも、本書の特徴です。
腕や脚、胴体や顔など、各パーツの分量や色の配合を詳細に記載し、再現性を高くしているので、小山シェフとまったく同じようにつくることも可能です。
ぜひ挑戦してください!