オーダーメイドランドセルは「自分だけの特別なランドセルが欲しい!」といった人におすすめです。
ほとんどを自分の好みに組み合わせられるフルオーダーメイドから、一部のパーツを自分で選ぶセミオーダーメイドまで幅広く用意されています。
オーダーメイドランドセルを作りたいけれど、どこで作ればいいのか分からない人のために、おすすめのブランドをご紹介します。
オーダーメイドは毎年需要が高いため、対応するブランドが年々増えているので注目です!
この記事の内容
オーダーメイド可能なおすすめランドセルブランド7選
ここでは、私がおすすめしたいオーダーメイドが可能なランドセルブランドを7つピックアップしました!
ご紹介するのは、色から選べてパーツまで細かく決められるフルオーダーメイドのランドセルブランドです。
自分たちの好みをしっかり取り入れてオーダーしたい人はぜひ参考にしてみてくださいね!
カラバリが豊富なランドセルの羽倉
価格 | 84,700円~ |
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メイン素材 | 牛革 |
選べるパーツ | メインカラー、サイドカラー、背あてカラー、肩ベルトの裏のカラー、オプション |
カラーバリエーション | 全28色 |
ランドセルの羽倉はとにかくカラーバリエーションの豊富な点が魅力です。
牛革ランドセルで28もの色から選べる豊富さは羽倉ならでは。
羽倉にしかない珍しいカラーもあるため、個性的なランドセルを作りたい人にうってつけのブランドですよね。
選択できるパーツは多くはありませんが、落ち着きのあるシンプルなランドセルのオーダーメイドが可能です。
萬勇鞄は素材から選べる
価格 | 77,000円~ |
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メイン素材 | 牛革、人工皮革(選択式) |
選べるパーツ | 素材、本体カラー、テープカラー、縫い糸カラー、背中カラー、かぶせステッチ、内装、鋲、前ポケットのデザイン、金具カラー、刺繍、ネームプレート |
カラーバリエーション | 全35種 |
萬勇鞄はオーダーメイドをする際、ランドセルの素材も選べる珍しいブランドです。
人工皮革または牛革の、どちらか好きな素材を選んでオーダーメイドします。
選んだ素材によって色も変わるため、素材にこだわるか色にこだわるか考えるのも楽しめますよね。
ランドセルサイドに刺繍がつけられるのは、人工皮革を選択したときだけなので注意しましょう。
特徴的なデザインconosaki(このさき)
価格 | 78,000円~ |
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メイン素材 | クラリーノエフ |
選べるパーツ | メインの色、縁の色、背中の色、内装の柄、小窓のデザイン、かぶせのデザイン、サイドのデザイン、かぶせ鋲&引き手、ネームプレート |
カラーバリエーション | 全16色 |
このさきはモダンなデザインや和風なデザインに特徴があるルーキーブランドです。
このさきのオーダーメイドといえば、大変シンプルなつくりのデザインのランドセルです。
このさきならではのシックな色もあるため、色味や大人びた雰囲気で個性を出すブランドだと感じました。
個性的なランドセルでありながら、高学年になっても使いやすいシックなランドセルをオーダーしたい人におすすめのブランドです。
大手ランドセルメーカーのフィットちゃんオーダーメイド
価格 | 66,720円~ ※5月12日(月)までの注文に限る ※通常価格74,140円~ |
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メイン素材 | クラリーノ ※カラーによって種類が異なります |
選べるパーツ | メインの色、縁の色、糸の色、小窓のデザイン、かぶせの形、背あてのデザイン、鋲、内装のデザイン、引き手、横の模様 |
カラーバリエーション | 全17色 |
大手ランドセルメーカーのフィットちゃんにもオーダーメイドがあります。
基本的なパーツをすべて選べるため自由度が大変高く、カラーもたくさんあります。
仕上がりは子どもらしいポップな雰囲気になるので、子どもの好みを優先して作成したい人におすすめ。
刺繍や安ピカッは追加料金なので、予算は多めに見積もっておきましょう。
豊富なシリーズが特徴のふわりぃ
価格 | フルオーダーメイド:79,200円~ イージーオーダーメイド:68,200円~ 障がい児用オーダーメイドUランドセル:45,100円~ |
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メイン素材 | 人工皮革 |
選べるパーツ | かぶせの色、ステッチの色、かぶせのデザイン、鋲、背当ての色、サイドのデザイン、ファスナーグリップ、金具の色、前ポケットの窓デザイン、内装、オプション |
カラーバリエーション | 全30種 |
ふわりぃは、メーカー系のブランドの中でも特にオーダーメイドに力を入れています。
フルオーダーメイドはもちろん、セミオーダーメイドや障がい児用ランドセルのオーダーメイドなどさまざまなシリーズを展開しています。
フルオーダーメイドで選べるカラーがかなり豊富であることも魅力の1つ。
色によってクラリーノエフ、クラリーノレミニカ、クラリーノタフロックNEO(+2,200円)と素材が変わります。
中でもクラリーノタフロックNEOは、クラリーノの中でも傷に大変強い素材です。
色だけでなく耐久性などの機能面も選べるのは大きな魅力ですね。
選べるパーツが豊富な羅羅屋(ララちゃんランドセル)
価格 | 64,900円~ ※5月15日(木)までの注文に限る ※限定8,000本 ※通常価格84,700円~ |
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メイン素材 | ベルビオ・5 |
選べるパーツ | マジかるベルト、本体のカラー、縁のカラー、糸のカラー、かぶせ裏、小窓のデザイン、サイドのデザイン、かぶせのデザイン、鋲、背あての色、ネーム刺繍 |
カラーバリエーション | 全19色 |
ララちゃんランドセルで人気の羅羅屋は、フルオーダーメイドが可能なブランドです。
たくさんのパーツが選べるだけでなく、デザインも豊富なので他の人とかぶらないオリジナルランドセルを作れます。
クリーム色やカーキ色など、既製品ではあまり見かけないカラーが選べるのも魅力です。
種類が豊富なことはもちろん、3Dシミュレーションが充実しているため、立体的にランドセルをイメージできます。
子どものランドセルへの気持ちや思いを高めるのにも利用できるでしょう。
オーダーメイドランドセルに興味がある人に、ぜひ一度はチェックしておいてほしいブランドです。
オーダーメイドなら神田屋鞄製作所
価格 | 70,000円~ ※10月31日(木)までの注文に限る ※通常価格78,000円~ |
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メイン素材 | クラリーノ、牛革 |
選べるパーツ | 本体のカラー、縁のカラー、糸のカラー、金具のカラー、背あてのカラー、サイドのデザイン、かぶせのデザイン、内装、小窓周囲のステッチ、取っ手のカラー |
カラーバリエーション | 全16色 |
「オーダーメイドランドセルなら神田屋!」といわれるほど大変有名なブランドです。
既製品には「カルちゃんランドセル」がありますが、オーダーメイドランドセルの方が人気がある印象ですね。
既製品よりもオーダーメイドに力を入れているブランドは珍しいため、そういった面が人気の秘密かもしれません。
神田屋だからこそのポイントは、取っ手の色まで選べるといった大変細かいオーダーができること。
個人的には、内装のデザインにカモフラージュ(迷彩)柄が選べる点がおしゃれでうれしく思います。
素材も「クラリーノ3種類+牛革」の全4種類から選べるため、とにかくこだわってオーダーメイドしたい人におすすめしたいブランドです。
セミオーダーでカジュアルに作れるブランドランドセル
たっぷりと組み合わせられるフルオーダーメイドと異なり、セミオーダーはライトなオーダーメイドです。
基本的にセミオーダーは、すでにデザインやモデルが決まった状態で、色のみを選択するなどのパターンが多いですね。
フルオーダーメイドでは迷って決めきれないという人や、オーダーメイドするほどでもないものの特別感を味わいたいという人におすすめです。
セミオーダーメイドはオーダーが簡単である点と、迷うポイントが少ない点がメリット。
メリットが多くおすすめだと私が個人的に感じたセミオーダーが可能なブランドをご紹介します!
内装を選択できるモデルロイヤルクラシックのセイバン
価格 | 58,410円 ※8月31日(日)まで ※通常価格64,900円~ |
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メイン素材 | クラリーノエフ、アンジュエールグロス ※カラーによって異なる |
選べるパーツ | 内装 |
元になるモデル | モデルロイヤルクラシック |
セミオーダーが可能なセイバンのランドセルといえば、モデルロイヤルクラシックになります。
通常内装が無地で、モデルロイヤルクラシックマイスタイルというセミオーダーができるモデルを選ぶと内装を自由に選択できます。
内装のデザインは毎年増えていて、2025年度には全6種類の内装から選択ができるようになりました。
セミオーダーが可能なのは、セイバン直営店と公式オンライン通販のみです。
内装の柄によって価格が変わるので注意しましょう。
ステッチの色の選択が可能な池田屋
価格 | 65,000円~ |
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メイン素材 | クラリーノ、牛革、ベルバイオ |
選べるパーツ | ステッチorフチ |
元になるモデル | ・防水牛革プレミアムカラーステッチ ・防水牛革プレミアムカラーコンビ ・防水クラリーノカラーステッチ ・防水ベルバイオスムースカラーステッチ |
池田屋のセミオーダーメイドランドセルは、ステッチまたはフチの色を選択できるモデルです。
クラリーノモデルの場合はフチの色が選択可能なモデルのみになります。
ステッチの色を選べるモデルは、さりげないコンビカラーがさりげなく落ち着いた雰囲気のランドセルに仕上がります。
フチの色を選ぶモデルは選んだ色によって大きく印象が変わるのが面白いところ。
明るく元気な雰囲気にも、大人びた雰囲気にもなって個性を出しやすいモデルです。
いずれにしても選ぶ部分は1つだけなのでハードルが低いのが嬉しいですよね。
価格もそれほど高くないため、既製品のランドセルを買う感覚でセミオーダーできます。
かぶせの鋲がカスタマイズ可能な村瀬鞄行
価格 | ランドセルの価格のみ(カスタマイズ料無料) |
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メイン素材 | クラリーノ、牛革 |
選べるパーツ | 鋲 |
元になるモデル | 村瀬鞄行すべてのモデル |
村瀬鞄行のセミオーダーには、かぶせの鋲をカスタマイズできるプランがあります。
セミオーダーメイドとしては敷居が低く、鋲は気軽にカスタマイズできる部分なので「面倒な手続きはしたくない」という人にもおすすめです。
ランドセルの印象を大きく変えることがないため子どもの直感で選びやすく、カスタマイズも楽しいでしょう。
鋲の種類は全部で35種類もあるため、お気に入りの鋲を見つけやすいです。
ハート型やリボン型など、他のブランドにはない鋲を選べるのも魅力。
鋲カスタムが可能なのは村瀬鞄行の店舗と公式オンラインショップのみになるので注意しましょう。
オーダーメイドのランドセルの価格相場はいくらくらい?
オーダーメイドのランドセルを作るにあたって気になるのが価格ですよね。
オーダーメイドと聞くと高額なイメージがありますが、ランドセルの値段相場はどうなのでしょうか?
そこでフルオーダーとセミオーダーの価格相場を分かりやすくまとめました。
フルオーダーメイドの価格相場 | 60,000円~80,000円くらい |
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セミオーダーメイドの価格相場 | 55,000円~70,000円くらい |
フルオーダーメイドの価格は、6万円台から8万円程度が相場です。
基本価格は6万円台であることがほとんどですが、フルオーダーの場合は選ぶパーツを増やすと追加料金が発生するケースも多くあります。
そのため、最終的には基本価格に5,000~1万円加わることになることもしばしば。
なるべく費用をかけずに済ませたいなら追加料金がかからない範囲でオーダーメイドすると良いでしょう。
セミオーダーメイドの場合はフルオーダーより低価格での購入が可能です。
選べるパーツが決まっているので追加料金はかかません。
基本となるモデルの値段にプラス3,000円~5,000円で済むのがセミオーダーです。
フルオーダーメイドでは予算がオーバーする場合、セミオーダーを検討するのも良いですね。
オーダーメイドランドセルが届くのはいつ頃?
オーダーメイドランドセルを購入した人の口コミでよく見られたのが「届くのが遅い」「いつ届くの?」という内容。
既製品のランドセルを購入した人のところに続々とランドセルが届く中、オーダーメイドランドセルはなかなか届かないので焦る人が多くいたようです。
基本的にオーダーメイドランドセルが届くのは、いつ注文しても年明けがほとんどです。
一つ一つ作らなければならないため通常のライン製造が困難なので、大変時間がかかってしまいます。
ブランドの中には通常ランドセルの製造が終わってからオーダーメイドに取り組むところもあるようなので、その分どうしても遅くなってしまうのです。
フィットちゃんや神田屋鞄は「だいたいこの時期に届きます」と知らせてくれますが、それもあくまで予定なのであまり気をもまずにに待つのが吉です。
どれだけ届くのに時間がかかっても、入学までに間に合うから大丈夫とのんびり待つところまでもが、オーダーメイドの醍醐味だと思えるといいでしょう。
早めにランドセルが欲しい人はオーダーメイドをあきらめるのも手です。
ただ、工房系ランドセルといった量産できないブランドの既製品でも届くのが3月頃になることもあります。
いずれにしてもランドセルが届くのは時間がかかるものだと思って、周囲の人のことは気にせずに待つことをおすすめします。
ランドセルをオーダーメイドするメリットとデメリットは?
オーダーメイドランドセルはメリットが大変多く、個人的にもおすすめのランドセルです。
具体的にどんな点がメリットなのかまとめてみました。
- 世界に1つだけのオリジナルランドセルが手に入る
- 子どもと保護者の理想のランドセルが作れる
- 子どもがランドセル選びをシミュレーションで楽しめる
- ランドセルに特別感を持てる
- 子どもが愛着を持つため、物を大切に扱う教育になる
オーダーメイドランドセルは世界にたった1つのランドセルが作れるため、特別感があります。
子どもにとって自慢のランドセルになると思いますし、「大切にしよう」という気持ちも強くなりますよね。
周りのお友達とかぶらないのはもちろん、教育的なメリットも大きいのです。
個人的におすすめなのは、オーダーメイドシミュレーションの利用です。
シミュレーションは子どもも大人も楽しめるので、家族のコミュニケーションにも役立ち会話もはずみます。
ただ、オーダーメイドはメリットだけではありません。
デメリットもいくつかあるものなので、具体的なデメリットを確認しておきましょう。
- 既製品のランドセルよりも価格が高くなりがち
- ランドセルの届くのが遅め
オーダーメイドランドセルと同等の機能のランドセルを既製品で購入しようとするともっと安いモデルがあることも。
価格的な面に注目するとどうしても既製品より高額に感じてしまいます。
そして何よりも大きなデメリットは、口コミでも多いように届くまでに時間がかかる点でしょう。
夏前に頼んだとしても3月頃になってしまう場合も多いので、少しでも早く手元に欲しい人には向いていません。
これらのデメリットを事前に理解したうえで購入すれば良いですね。
オーダーメイドランドセルを注文する際の注意点
オーダーメイドランドセルは特別感がありシミュレーションも楽しく、メリットもたくさんあるモデルです。
とはいえ、注文する際には注意点がいくつかあります。
オーダーメイドランドセルを購入する際の注意点は以下の2つ。
- 子どもの意見で奇抜になりすぎないようにする
- 申込期限がタイト
オーダーメイドランドセルは自由にカスタマイズできる一方、自由すぎて奇抜なデザインになりがちです。
特に子どもは色の組み合わせやデザインのバランスを判断できず、好みのみで選びます。
見栄えが悪くなったり、奇抜すぎて使いにくくならないよう保護者の誘導やアドバイスが必要です。
申込期限が決まっており、夏頃には完売もしくは締切になるブランドがほとんど。
オーダーメイドランドセルにしたいなら、早めの申し込みを心がけましょう。
デザインが奇抜なランドセルにならないように気を付ける
まずはデザイン面の注意点を見ていきましょう。
フルオーダーメイドは自分の好きなパーツや色を自由に組み合わせられます。
そのため、子どもの希望だけを取り入れているとかなり奇抜なデザインに仕上がってしまうケースも…。
子どもの好みや希望を取り入れることは大切なポイントですが、全体のバランスをチェックしながら色や刺繍などのデザインを決めましょう。
特にランドセルを6年生まで使用する地域の場合は、高学年になって使いやすいカラーの組み合わせかどうか合わせて考慮できると良いですね。
オーダーメイドランドセルの申込期限を確認
オーダーメイドランドセルは1つ1つ作るため、申込期限の設定も早めです。
各ブランドでは製造できるランドセルの数に限りがあるため、申込期限よりも早く製造数に達して受付を終了するケースも多いのです。
ほとんどのブランドが夏頃までに申込を締め切ります。
遅くても秋頃には受付を終了することが多いので、オーダーメイドを希望する人は夏までに決めましょう。
工房系ブランドなどは秋まで在庫を持たない場合がほとんどです。
特に「このさき」「ランドセルの羽倉」「萬勇鞄」などのブランドは夏までに申し込んでおくと良いですね。
オーダーメイドで自分好みの特別なランドセルを!
オーダーメイドランドセルには特別感があるだけでなく、作っている間も楽しいため大変人気があります。
注意点やデメリットを事前に把握していれば良いことばかりのオーダーメイドなので、気になる人は前向きに検討してみてください。
ランドセルは小学校の6年間使い続けるものなので、子どもが卒業まで大切にできるかどうかは大変重要です。
オーダーメイドであれば「自分で選んで作った」という思いから大切にする気持ちも芽生えやすくなります。
シミュレーションを行うだけでも楽しめるので、オーダーメイドランドセルをぜひ前向きに検討してみてくださいね!