« 第12回(6月12日 ― 6月18日) | TOPページへ | 第14回 (6月26日 ― 7月2日) »
2011年06月28日
第13回 (6月19日 ― 6月25日)
6月19日(日) くもり
オーガニックカフェにて
・ベジタコライス
+オーガニックコーヒー
午後からエッセンシャルオイルの講習会に参加するために、お昼を簡単にすませて(梅のおにぎりとすっぱいたくあん)から出かけた。
私は20代の頃からいろいろな自然療法を学んでいて、生活に取り入れている。
今日はアメリカの臨床心理学の博士に、エッセンシャルオイルの心理的ケアの実践法を学ぶことができ、充実した講習会だった。
夕方から友人と待ち合わせて、オーガニックカフェで軽く晩ごはん。
その後、翌日の撮影の準備をした。
6月20日(月) くもりのち雨
・よもぎ野草茶
NHK「あさイチ」の2回目の撮影をした(6月30日放送予定)。
今日は「野菜を加熱し、塩とオリーブオイルを加えてピューレにする」
という野菜の保存法を紹介した。
バターのようにトーストにぬったり、パスタソースにしたり、サラダにしたり。
旬の野菜で作って冷蔵庫に保存しておくと、
カラフルできれいでおいしく、とても便利だ。
15時に撮影が終わり、例のごとく近所の「ノルド」で遅いお昼を食べたので、
夜はよもぎ野草茶だけ。
夕方ぐらいに遅いお昼ごはんを食べ、晩ごはんを抜くというのは、
私の体に合っているような気がする。
6月21日(火) くもり
[昼]
・スイスチャード入り
ベジミートソーススパゲッティ
・赤豆とパプリカのバルサミコ漬け
・じゃがいもとわかめの冷たいごま味噌汁
+山ぶとうジュース&りんごジュース
&オーガニック赤ワイン
[夜]
・まぐろとわわ菜と海藻の餃子
・ほうれん草とにんじんとしいたけの
中華スープ
・3分づきごはん
・かぶの塩糀漬け、小梅干し
今日は1日オフ。
図書館に行ってたくさんの本を借り、のんびり読書をして過ごした。
お昼ごはんは、しいたけとクルミのみじん切りを炒めてベジミートソースを作り、
パスタに。隠し味に豆板醤と味噌を少し入れ、辛口に仕上げた。
2週間前に庄内で買ってきた、搾っただけの山ブドウジュース
(加糖していないので、甘くない)が気に入っていて、
食事の時にワインやジュースで割って飲んでいる。
夜は、まぐろをたたいてみじん切りの野菜や海藻(カノウユミコの海の十四宝)
を加え、ヘルシーな餃子を作った。わわ菜(さい)はミニ白菜のこと。
6月22日(水) 晴れ
居酒屋にて
・ジュンサイの酢のもの
・ゆで茶豆
・ミニトウモロコシ焼き
・旬の地魚のお造り
・おでんの盛り合わせ
・塩にぎり
+生ビール、純米酒
今日は「仙」の仕込みの日。
週に1回、鳥取の実家の畑からたくさんの無農薬野菜が届く。
ピーマンの葉はゆでてつくだ煮にし、甘くゆでたグリーンピースは
豆腐と合わせて擬製豆腐にした。
漬けものもデザートもすべて手作りなので、仕込みにはとても手間がかかる。
でも、キッチンに立って旬の野菜を調理している時間はとても楽しい。
夜は、日本酒とおでんがおいしい近所の居酒屋で友人と飲んだ。
旬の野菜を中心におつまみを頼み、夏向きの純米酒を選んでもらい、
マリアージュを堪能した。
6月23日(木) 雨のち晴れ
[朝]
・おにぎり(炊き込みごはんに梅)
・すっぱいたくあん
+自家製酵母ジュースの炭酸割り
[昼]
ノルドにて
・ポテトサラダ添え生野菜のサラダ
・ワラサと水菜とオクラのスパゲティ
+生ビール、ソイラテ
「仙」の営業日。
暑くなったので、夏バテ防止のために、3年前に野草や海藻を発酵させて
寝かせておいた自家製酵母ジュースを毎朝飲むことにした。
飲むとすぐに体があたたまって、よい感じだ
(写真はまだ撮ってないので、そのうち掲載しますね)。
今日も、お店の営業が終わってから夕方にお昼を食べたので、
夜は抜いて早めに寝た。
6月24日(金) くもり
・かぼちゃとにんじんときゅうりの白和え
+シークワーサー果汁の
オーガニック白ワイン割り
今日も「仙」の営業。
最近、デザートに無糖のフルーツジャムとゆで小豆で水羊羹を作っている。
ずっといちごバージョンを作っていて好評だったが、
今週からブルーベリーバージョンにしてみたら、こちらもすこぶる好評だ。
今日も夕方になってお昼を食べたので、夜は軽くすませた。
シークワーサー果汁の白ワイン割りは、暑い夏におすすめ。
6月25日(土) くもり時々雨
谷中の魚料理のお店にて
・旬の天然地魚のお造り盛り合わせ
(あわび、真鯛、やりいか、めじまぐろ、
マコガレイ、甘鯛の昆布締め、ズワイガニ、
サメの酢味噌和え)
・小坪(逗子)のわかめたっぷりの
野菜サラダ
・夏野菜と車海老の天ぷら
・鯛おこわ
・あじつみれのお吸いもの
・トコブシごはんの笹包み(おみやげ)
+生ビール、純米酒
今日も引き続き「仙」の営業。
一緒に仕事をしている妹が、旦那さんが子供2人を連れて社員旅行に行ったというので、妹は出産後はじめて1人でひと晩過ごすことになった。
「こんなチャンスはめったにない!」ということで、
長く料理教室に参加していらっしゃるご夫婦と一緒に、
ご夫婦おすすめの谷中のこだわりの魚料理の店に行った。
どれも、店主が厳しい目で吟味した天然の魚に最高の調理を施した逸品ばかりで、
ひと口食べるたびに、感動的なおいしさに目を丸くして妹と顔を見合わせた。
妹は、久しぶりに時間を気にせず飲めて幸せそうだった。
谷中は風情があり、時間がゆっくり流れている素敵な場所で、
とてもリラックスできた。
[著者略歴]
カノウユミコ
鳥取県の専業農家に生まれる。生来の料理好き。高校生の頃から自然食に興味を持ち、ベジタリアン料理、精進料理を研究する。精進料理「菜懐石 仙」のオーナーシェフ。家庭でかんたんに楽しめるベジタリアン料理教室も主宰する。著書に 『菜菜ごはん』 『ますます菜菜ごはん』 『菜菜スイーツ』 『菜菜ランチ』 『菜菜おつまみ』 (すべて柴田書店)、『やさいのかみさま』(小学館)、『ベストヒット野菜料理』(講談社)ほか多数。最新刊は『菜菜おつまみ』。
投稿者 webmaster : 2011年06月28日 10:03