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2012年02月21日
第43回 (2月12日 ― 2月18日)
2月12日(日) 晴れ
[昼]
・日本の豆カレー
・すぐき漬け、紫キャベツスプラウト
・豆乳ヨーグルト+ストロベリー
ジャム(ノンシュガー)
豆乳ヨーグルトは自家製。
ブルマンヨーグルト菌種(インターネット通信販売で購入)という100%植物性の乳酸菌と無農薬豆乳を使って作っている。
この菌はおからを発酵させて作ったもので、熱にも酸にも強く、
腸に届いてしっかり働いてくれるらしい。
おからなので、豆乳とは相性抜群。くせのないおいしいヨーグルトができる。
ヨーグルトメーカーにセットして6時間から7時間あれば完成。
夏場は米ぬかで乳酸菌を作っていたが、
このブルマンヨーグルト菌種は安定していて使い勝手がよい。
この季節、インフルエンザや風邪の予防には、
免疫系を強化するために、腸をととのえるヨーグルトが欠かせない。
今日中に通信教育テキストの校正を仕上げなければならず、
朝から原稿とにらめっこ。
丹念に見ているつもりでも、最初からチェックしていくと
新しい間違いが見つかるので、締切りギリギリまで何度も見ることにしている。
料理を作る時間がなかったので、昼は私の開発したレトルトカレー、
夜は干しいもで済ませた。
2月13日(月) くもり
[昼]
・ひじきとトマトの玄米リゾット
・れんこんとじゃがいもの煮もの
・ベビーリーフ、紫キャベツスプラウト
[夜]
生ワカメとほうれん草とかじきまぐろの鍋
今日の息子のお弁当は、
・地鶏とれんこんのグリル
・卵焼き
・紫キャベツスプラウト
・海藻ごはん
・梅干し、すぐき漬け
今日はたくさんの電話がかかってきて、バタバタと忙しかった。
近所のスーパーマーケットに、今が旬の生ワカメが売っていたので即購入!
生ワカメは、お湯に入れると鮮やかな緑色に早変わり。
味も食感も、生にしかないおいしさがある。
子供の頃から、しゃぶしゃぶにするのがお気に入り。
生ワカメが店頭に並ぶのは1月下旬から2月くらいまでのほんの短い間で、
しかも売っているお店が少ないので、見つけたら必ず買って旬を楽しんでいる。
2月14日(火) 雨
[夜]
・生ワカメと小松菜と豆腐
のチゲ風スープ
・野菜の煮もの(にんじん、れんこん、
じゃがいも、マッシュルーム、小松菜)
・3分づきごはん
・すぐき漬け
今日の息子のお弁当は、
・鶏そぼろごはん、
・にんじんとマッシュルームのカレー風味煮もの
・小松菜のおひたし
・すぐき漬け、梅干し
明日からの料理教室の準備をする。
今月は、この寒さで野菜が高騰しているので、
価格が安定している乾物の料理がよいかなぁと思い、切干大根をテーマにした。
メニューは
・切干大根とじゃがいものサフラン風味スープ
・切干大根と長ねぎの、焼き酒粕風味豆腐グラタン
・切干大根と炒り大豆のクミン風味炊き込みピラフ
・切干大根と新玉ねぎのディル風味マリネ
・切干大根マフィン
の5品。
今までの切干大根のイメージを払拭する、ハーブや香辛料を使った
ちょっとおしゃれなレシピで、切干大根の使いこなし術を教えたいと思う。
昼ごはんは近所の「ノルド」で、晩ごはんは、
残っていた生わかめでチゲ風スープを作って食べた。
2月15日(水) くもり
[昼]
自然食レストラン「みどりえ」にて
・グリル野菜のそぼろ味噌あんかけ
・ひじきのサラダ、セロリとかぶのマリネ
・玄米&胚芽米、味噌汁
・豆腐のティラミス
料理教室1日目。
切干大根マフィンが大好評だった!
これは、切干大根の甘みを生かして、レーズンのような感覚で使うお菓子。
ザルに切干大根を入れて水をかけ、切干大根についた水分だけでもどし(水には浸さない!)、切干大根の甘みを最大限に生かすのがポイント。
マフィンのベースは、豆乳と豆乳ヨーグルトと少しの菜種油、メープルシロップ、白味噌。
これに、みじん切りにした切干大根と柚子の皮のせん切りを加えて、
小麦粉と重曹をふるい入れてさっくりと混ぜ合わせ、型に入れてオーブンで焼く。
これが、上品な甘さとこくがあってびっくりするくらいおいしい。
商売ができそうなくらいだ。
……でも、この切干大根マフィン。
この名前で売られていたら、購入する人は少ないだろうと思う。
私だって切干大根の煮ものが入っているのでは!?と、ちょっと手が出ない。
お昼は、行きつけの自然食レストランで遅いランチ。
晩ごはんは、睡眠不足で疲れ気味なので食べなかった。
息子には、具だくさんのスペインオムレツと生ワカメの煮びたし(写真)を作った。
2月16日(木) くもり
[夜]
・おでん(大根、里芋、
こんにゃく、厚揚げなど)
・生ワカメと油揚げの煮びたし
・ゆでスティックブロッコリーの
よっちゃんなんばんがけ
・3分づきごはん、梅干し
今日の息子のお弁当は、
・焼き鳥(塩・ゆずこしょう)ごはん
・生ワカメと油揚げの煮びたし
・ブロッコリースプラウト
・すぐき漬け、梅干し
・いちご
料理教室2日目。
北風が吹いてとても寒い一日だった。
この時期は、暖かくなったり寒くなったりと、
毎日の寒暖の差が激しいことが多く、体調を崩しがち。
先日、図書館で偶然見つけた「あいうべ体操」の本を読んで、
顔と舌の筋肉を鍛えるという体操を毎日続けている。
この体操、口呼吸を改善し、免疫力を高め、さまざまな病気を治すことができるらしい。
名前の通り、ただ「あ」(大きく口を広げる)「い」(口を横に広げる)
「う」(口を前に突き出す)「べー」(舌を思いっきり出す)のセットを
30回繰り返すだけ。
はじめのうちは口の筋肉がだるいが、すぐに慣れる。
気のせいかもしれないけど、この体操をするようになってから体が温かく、よく眠れる。
小顔になったり、目がパッチリしたり、肌がきれいになるという、
嬉しい効果もあるらしい。しばらく続けてみようと思う。
寒い日はやっぱりおでん!!
鳥取から送られてきた大きな大根を蒸し煮にしてから、里芋や厚揚げをプラスし、
昆布だしベースのつゆで土鍋でコトコト煮込んだ。
大根は、皮ごと蒸し煮にしてからおでんにすると、
大根本来の味が凝縮されて本当においしい。
長男も「この大根、めちゃめちゃおいしいね!」と叫んでいた。
2月17日(金) 晴れ
[昼]
ノルドにて
・生野菜のサラダ
・どんこしいたけとカラスミの
スパゲッティ
+ソイラテ
[夜]
・干しいも
今日の息子のお弁当
・焼き鮭のせごはん
・里芋とこんにゃくと厚揚げの煮もの
・ゆでスティックブロッコリー
・漬けもの
・いちご
料理教室3日目。
終わってから「ノルド」で遅めのランチを食べ、
夜遅くまで息子の舞台の衣装縫いをしていたので、夜は干しいもをつまんだだけ。
衣装縫いは楽しいが、寝不足になるのがたまらない。
翌日早朝のお弁当づくり&仕事があるので、胃腸に負担をかけないために、
食事は控えめにして乗り切っている。
2月18日(土) 晴れ
[昼]
「ノルド」にて
・生野菜のサラダ
・ズッキーニとしらすのスパゲッティ
+ソイラテ
[夜]
・干しいも
今日の息子のお弁当は
・玉子そぼろごはん
・棒ぎょうざ
・にんじんのハーブマリネ
・菜の花のおひたし
・梅干し
料理教室4日目。
寝不足で朝からボーッとしていたが、料理教室が始まると「オン」になる。
終了後、いつものように「ノルド」でランチをしてから少し昼寝をした。
遅く帰った長男には鍋焼きうどん、次男には塩野菜ラーメンと、
それぞれ好みのものを作り、ごはんとサラダ、煮ものを添えた。
今日も次男の舞台衣装縫いで夜なべ。
背中に背負う亀の甲羅風のものや、角をつけた帽子、
カラフルなレッグウォーマーを作り、寝たのは朝の4時半……。
ふぅ―。
[著者略歴]
カノウユミコ
鳥取県の専業農家に生まれる。生来の料理好き。高校生の頃から自然食に興味を持ち、ベジタリアン料理、精進料理を研究する。精進料理「菜懐石 仙」のオーナーシェフ。家庭でかんたんに楽しめるベジタリアン料理教室も主宰する。著書に 『菜菜ごはん』 『ますます菜菜ごはん』 『菜菜スイーツ』 『菜菜ランチ』 『菜菜おつまみ』 『菜菜おつまみ2』(すべて柴田書店)、『やさいのかみさま』(小学館)、『ベストヒット野菜料理』(講談社)ほか多数。最新刊は『菜菜おつまみ2』。
投稿者 webmaster : 2012年02月21日 10:07