2026年度のラン活はいつから始めるべき?おすすめのタイミングとコツを解説

2026年度のラン活はいつから始めるべき?

2026年の入学を控えている人からは「ラン活をいつ始めたらいいか分からない」「ラン活の進め方を知りたい」との声も多いです。

ラン活とは、ランドセルの情報収集や展示会に行くなど、ランドセルを購入するまでの流れを指します。

適切な時期にラン活を進めなければ、売り切れで欲しいランドセルが購入できない可能性も。

本記事ではラン活をスムーズに進められるよう、以下の項目を解説します。

  • ラン活を始めるべき時期の目安
  • ラン活の基本情報
  • ラン活をする上での注意点

ラン活を始めるべき時期の目安やラン活の注意点を紹介するので、参考にしてお子さんにぴったりのランドセルを選びましょう。

2026年度(現在年中さん)向けのカタログ請求始まっています!

個性的なのに6年間使いやすい、デザインや機能が充実した工房系ブランド「鞄工房山本」では、現在2026年度入学者向けのランドセルカタログ請求が開始しています。

全モデルの詳細までがしっかり分かるカタログは無料。

数量限定で、500円支払えば実際にランドセルで使用している革サンプルがもらえます。

Webサイトでは実際の色味が分からないこともあるので、サンプルがあればよりリアルに想像しながらラン活を楽しめるのがメリット!

鞄工房山本だけではなく、牛革と人工皮革で素材を迷っている人も、革サンプルを見れば違いが分かります。

手触りや傷の付きにくさなども自宅で確認できるので、完売する前に手に入れておきましょう!

【2026年度版】ラン活はいつから始めるといい?

2026年に入学を控えている家庭は、2024年の秋頃からラン活を始めましょう。

ラン活とは、具体的に「これをするとラン活」といった定義は決まっていません。

  • 情報収集
  • 展示会や店舗へ行く
  • 各ランブランドのLIVE配信を見る

上記のように、ランドセルを購入するまでに行う一連の流れをまとめて「ラン活」と呼ぶケースが多いです。

ランドセルは6年間使うもので、価格も決して安くないので、すぐに購入できるものではありません。

以下の点を親子で話し合い、お子さんにぴったりのランドセルを選ぶ必要があります。

  • デザイン
  • 機能性

入学の2年前からラン活を始めるべき理由は、以下の2点です。

  • 希望のランドセルが品切れになる可能性もある
  • ランドセルの多様化によって選択に時間がかかる

人気のランドセルは販売が始まったらすぐに売り切れるケースもあり、早めの情報収集が重要です。

以前は黒と赤が主流だったランドセルも、今は色やデザインが豊富になり、各社こだわりの機能を備えています。

情報を収集して機能を比較し、希望のランドセルを選ぶには時間が必要です。

2024年の秋頃から余裕を持ってラン活を始め、希望のランドセルを手に入れましょう。

ラン活は希望のランドセルを品切れ前に購入するために必要

早めにラン活を始めると、希望のランドセルを品切れ前に購入できます。

ブランドによっては、入学2年前の2月に注文受け付けを開始しています。

人気ブランドのランドセルは発売とほぼ同時に売り切れるケースもあり、早めの情報収集が必要です。

2024年度に行われた日本鞄協会 ランドセル工業会の調査によると、入学2年前の12月にはすでに13.4%の人がランドセルの検討を始めていると分かりました。

2024年ランドセル購入に関する調査の表

出典:ランドセル購入に関する調査 2024年│日本鞄協会 ランドセル工業会

全体の35%程度の人が、年中の冬から春にかけて検討を始めています。

検討を始める前に、ランドセルに関する情報を集めなければいけません。

人気のブランドだからといってお子さんに合うとも限らないので、機能性の検討も必要です。

秋頃から情報収集して冬頃に検討を始めると、人気のランドセルでも売り切れ前に購入できる可能性が高いです。

ラン活を始める時期が遅く、「欲しいと思ったときにはすでに売り切れていた」と後悔せずに済むよう、2026年に入学するなら2024年の秋頃からラン活を始めましょう。

ラン活が注目される背景にはランドセルの多様化がある

ラン活が注目される背景には、ランドセルの多様化もあります。

以前は黒や赤が中心でデザインも似たイメージのあったランドセルですが、現在は数多くの種類が存在し、選択が難しいです。

情報を得ないまま店舗に足を運ぶと、「種類があり過ぎて選び方が分からない」「子どもの身体にフィットするランドセルを選べない」といった問題が起こりがち。

ランドセルを6年間使用するのはお子さんなので、本人の希望も反映させなければいけません。

本人の好みに合わないものを選ぶと、小学校生活を楽しい気持ちで始められない可能性もあります。

とはいえ本人の意思を尊重し過ぎると、機能性まで意識が向かず背負いにくいケースも。

スムーズにランドセル選びを進めるには、事前に情報を集めてある程度候補を絞り、店舗では実際に背負ってみて比較する必要があります。

親子で意見をすり合わせられるよう、年中の秋頃を目安に余裕を持ってラン活を始めましょう。

ラン活の4つの段階と時期の目安

ラン活を段階に合わせてスムーズに進める目安は、以下の通りです。

時期 活動内容
年中の秋頃 情報収集を開始
年中の冬頃 カタログや生地サンプルを取り寄せて検討開始
年長の春頃 展示会や店舗でランドセルを確認
年長の5月頃~8月頃 ランドセルの購入

ランドセルは種類が多いので、すべての製品は比較できません。

年中の秋頃からランドセルの情報収集を始めて、まずはランドセルの候補をある程度絞りましょう。

希望のランドセルを数種類に絞ったら、カタログや生地サンプルを取り寄せて検討を始めます。

カタログや生地サンプルを見て購入したいランドセルが見つかったら、展示会や店舗で実際に背負って使い心地やイメージを確認しましょう。

生地サンプルがないブランドも多いので、生地の触り心地や質感を確認したいときは、展示会や店舗に行くのがおすすめです。

最近では、自宅にランドセルを届けてくれる宅配試着サービスがあります。

展示会が近くで開催されていない人や、小さい子どもがいてあまり外出したくないときは積極的に利用しましょう。

購入したいランドセルが決まったら、品切れ前に注文すると安心です。

ラン活の流れを把握してスムーズに進め、希望のランドセルを選びましょう。

工房系ランドセルを希望すると時期が前倒しになる可能性もある

工房系ランドセルの購入を希望している人は、目安の時期が前倒しになる可能性もあります。

ランドセルは、主に大手メーカーや工房が提供する製品です。

工房系のランドセルは、カタログの配布時期や注文時期が早い傾向にあります。

情報収集をした結果工房系のランドセルを購入したいときは、公式サイトを確認してカタログの配布時期や注文締め切り日を確認しましょう。

年中の秋頃からランドセルの情報収集を始める

ラン活は年中の秋頃を目安に情報収集から始めましょう。

最初は広く浅く情報を集め、興味を持ったものに絞っていくとスムーズです。

以下の幅広い方法を用いて、ランドセルに関する情報をチェックしましょう。

  • ランドセル売り場に足を運んでメーカーやブランドを見る
  • ネットショップでランドセルを検索して人気の製品を確認
  • テレビCM
  • 人気のメーカーや工房を検索
  • 小学生の子どもを持つ保護者との会話
  • メーカーや工房の公式サイトを訪問

人気メーカーのランドセルは通年購入できるので、ランドセル売り場に足を運んで実際の商品を見るとイメージが掴みやすいです。

ネットショップでランドセルを検索すれば、売れ筋の製品やメーカーを確認できます。

テレビCMで頻繁に名前を聞くランドセルは有名メーカーのもので、多くの人から人気です。

ランドセルは主にランドセルメーカーや工房から売り出されていますが、工房系のランドセルを目にする機会は少ない可能性も。

工房系のランドセルも検討するなら、人気のメーカーや工房を検索しましょう。

実際にラン活をした保護者の話も参考になります。

気になるメーカーや工房が見つかったら、公式サイトを訪問するとより多くの情報を入手可能です。

幅広い情報を元に、気になるランドセルを見つけて候補をある程度絞りましょう。

自分にとって無理なくカタログ請求や情報の比較が行える数まで絞ると、以降の工程を進めやすいです。

忙しい人は3種類~5種類程度、時間をかけて検討できるなら、10種類程度を目安に比較しましょう。

情報収集の際に注目すべきポイント2点

ランドセルの情報を集める際に注目すべきポイントは、以下の2点です。

  • 子どもが好きな色やデザイン
  • 大人が求める機能性やサイズ

お子さんにとっては毎日学校に持って行くものなので、色やデザインが気に入らなければ楽しく学校に通えません。

中でも色は影響が大きく、年中のお子さんでも好みをはっきりと伝えられるため、最初に色を意識すると決めやすいです。

保護者は、お子さんの意識が向かないランドセルの機能性をチェックしましょう。

  • 背負いやすさに配慮されているか
  • 軽く背負えるか
  • 大きさは十分か
  • 素材は何か
  • 反射材は目立つ位置についているか

ランドセルの中身は2kg~3kg程度あるとも言われるため、背負いやすさや軽く感じられる工夫が重要です。

例えばセイバンの天使のはねシリーズは、以下の工夫で背負いやすく軽く感じられるランドセルに仕上がっています。

  • 密着面積が大きく背中にフィットする
  • 3D肩ベルトが身体に沿う
  • 肩ベルトに内蔵された樹脂パーツが重心を安定させる

A4ファイルが入る大きさか、素材は何かもチェックしましょう。

冬の帰宅時には暗くなるので、反射材が目立つ位置にあり安全性に配慮されているかも確認しなければいけません。

お子さんの好みの色やデザインと保護者がチェックした機能性を元に、購入するランドセルを決めましょう。

年中の冬頃にカタログや生地サンプルを取り寄せる

情報収集をしてランドセルの候補を絞ったら、カタログや生地サンプルを取り寄せましょう。

カタログの配布時期はメーカーや工房によって異なります。

目安は年中の冬頃ですが、工房系ランドセルは時期が早いケースもあるため、公式サイトをチェックしましょう。

2024年8月時点で判明している、2026年入学者向けのカタログ配布時期は以下の通りです。

ランドセルブランドや工房 カタログ発送時期の目安 お取り寄せリンク
フィットちゃん 2025年2月
鞄工房山本 2024年12月下旬
アーティファクト 2025年2月
黒川鞄工房 2024年11月

カタログや生地サンプルがあると、お子さんもランドセルをイメージしやすいです。

特に牛革やコードバンは、量産店で展示される機会が少ないランドセル。

本革ならではの高級感や質感があるので、気になる人は本革の生地サンプルを受け取りましょう。

生地サンプルは有料なブランドもありますが、とても安いので購入しやすいです。

鞄工房山本なら、たった500円で生地サンプルを受け取れます。

掲載されているランドセルを見ながら好みのデザインを確認すると、お気に入りのランドセルを見つけられます。

カタログにはメーカーや工房のこだわりも明記されているため、保護者の希望に合う機能を備えているか合わせて確認しましょう。

お子さんが好きな色やデザインで、保護者が納得する機能性つきのランドセルをいくつか見つけておくと、実際に背負って比較するときスムーズです。

ランドセルの背負いやすさや軽さの感じ方には、個人差があります。

実際に背負ってみないとお子さんにフィットするか分からないため、候補を1つのみに絞るのは避けましょう。

年長の春頃から展示会や店舗で実物を確認する

年長の春頃からは、ランドセル展示会や店舗に出向いて実際に背負ってみましょう。

ランドセル展示会とは、複数のメーカーや工房のランドセルが集まるイベントで、実際に見ながらランドセルを比較検討できます。

ランドセル展示会に参加するメリットは、以下の通りです。

  • 複数のランドセルを一度に比較できる
  • 分からない点はスタッフに質問できる
  • あまり出回らないメーカーや工房のランドセルに出会えるケースもある
  • 好みのランドセルがあれば予約できる

ランドセル展示会には複数のメーカーや工房が参加していて、複数の店舗に行かなくてもランドセルを一度に比較できます。

分からない点はスタッフに質問でき、ランドセル選びが不安な人にも心強いイベントです。

あまり出回らないメーカーや工房のランドセルに出会えるケースもあるので、情報収集したときには気付かなかった好みの製品が見つかる可能性も。

好みのランドセルが見つかったら予約も可能で、売り切れる前に購入できます。

ランドセル展示会を活用して、背負い心地やイメージを確かめましょう。

メーカーや工房を数ヶ所に絞っているなら店舗に出向く

購入したいランドセルメーカーや工房が2~3ヶ所に絞られているなら、店舗に出向きましょう。

開催場所が限られているので、ランドセル展示会に参加するには、遠方まで出向かなければいけない可能性もあります。

店舗は幅広い場所にあるので、2~3ヶ所なら無理なく来店可能です。

展示会や店舗では実際に背負ってフィット感や見た目をチェック

展示会や店舗でランドセルを背負ったときにチェックするポイントは、以下の通りです。

  • フィット感
  • 重さの感じ方
  • 見た目

ランドセルはフィットしていないと背負いにくく、重く感じられます。

ランドセルが合っていないときの特徴は、以下の通りです。

  • 首が前に出る
  • 猫背になる
  • 前傾姿勢になる
  • 腰が反る
  • 当たって痛い部分がある
  • 背負いにくいと感じる

お子さんにランドセルを背負ってもらい、まっすぐな姿勢で背負えているかチェックしましょう。

首が前に出る、猫背になるといった特徴があれば、身体に合っていないと判断できます。

当たって痛い部分があると、毎日使っているうちに身体を傷める可能性も。

お子さん自身が背負いにくいと感じるときも、ランドセルが合っていません。

購入したいランドセルが身体に合っているか、しっかりチェックしましょう。

カタログとは印象が違う可能性もあるので見た目も確認する

カタログで見たときとランドセルの実物では、色やデザインの印象が異なる可能性もあります。

「思ったより色が明るかった」「実際に見ると派手な印象がある」など、気になる部分があるとお子さんが楽しく使用できないケースも。

色やデザインが想像と異なっていないか、本人にも見てもらってから購入を決めましょう。

肩ベルトや背当ての形状も使いやすさに影響する

ランドセルの肩ベルトや背当ての形状も、使いやすさに影響します。

チェックしたいポイントは以下の通りです。

部位 内容
肩ベルト ・背負ったときにずれ落ちないか
・成長に合わせて長さを調整できるか
・背カンのタイプ
・肩ベルトの立ち上がり
背当て ・背中から浮いていないか

肩ベルトと背当ては背負いやすさや軽さに影響するので、お子さんに合うタイプを選びましょう。

肩ベルトのチェックポイント

背負ったときに肩ベルトがずれるランドセルは、お子さんの身体に合っていません。

肩ベルトについた穴の数が多いランドセルは、成長に合わせて長さを調整しやすいです。

背カンとは肩ベルトとランドセル本体をつなぐパーツ。

肩ベルトのチェックポイント画像

出典:ランドセルの名称│日本鞄協会 ランドセル工業会

背カンには動くタイプと固定タイプがあります。

タイプ メリット デメリット
動くタイプ 背負う動作がしやすい 固定タイプと比較して耐久性が低め
固定タイプ 慣れるまで背負う動作が難しく感じられる可能性もある 耐久性が高い

背負う動作がしやすいのは動くタイプで、耐久性を重視するなら固定タイプが向いています。

お子さんが背負いにくくなければ、どちらを選んでも構いません。

ランドセルには肩ベルトが立ち上がったタイプと従来のタイプがあります。

肩ベルトが立ち上がったタイプの特徴は、以下の通りです。

  • 肩のラインに沿って肩ベルトを湾曲させている
  • 肩ベルトが背カンよりも上に立ち上がっている

肩ベルトが立ち上がったタイプは背中に密着しやすく、軽く感じられる傾向です。

従来型のタイプは使っているうちに本人になじみ、背負いやすくなります。

肩ベルトは好みや個人差があるので、背負いやすさを重視して選びましょう。

背当てのチェックポイント

ランドセルの背当てとは、背中と接するクッション部分です。

直接身体と触れる部分なので、クッション性やフィット感を確かめましょう。

背中から浮いていると、重さを感じやすく背負いにくいです。

実際に背負って、難しくないか確認してから購入を検討しましょう。

年長の5月から8月を目安にランドセルを購入する

展示会や店舗で実際に背負ってみて、気に入ったランドセルが見つかれば、年長の5月~8月を目安にランドセルを購入しましょう。

日本鞄協会 ランドセル工業会の調査でも、5月~8月にランドセルを購入する人が多いと分かります。

ランドセル購入時期の表

出典:ランドセル購入に関する調査 2024年│日本鞄協会 ランドセル工業会

中でも5月が多い結果になっているのは、「連休があって選ぶ時間を取りやすい」「展示会が実施されている」といった理由が考えられます。

展示会や店舗で気に入ったランドセルが見つかっても、購入しないでいるうちに売り切れる可能性も。

夏から秋にかけて購入する人もいますが、時間が経過するほど選択肢は狭くなります。

欲しいランドセルが見つかったら、早めに予約しましょう。

ラン活を進める際の注意点5つ

ラン活を進める際の注意点は、以下の5つです。

  • 工房系や限定モデルが希望なら早めにラン活を始める
  • 親の意見を押し付けすぎない
  • ランドセルの代金を支払うのは誰か明確にしておく
  • 予算も設定しておく
  • 6年間保証を受けられるランドセルが安心

ランドセルは6年間使うものなので、希望の製品を入手できるよう、タイミングを見てラン活を進めなければいけません。

中でも工房系や限定モデルは早く売り切れる傾向にあるので、メーカーより早めの検討が必要です。

ランドセルを購入する際に親の意見を押し付けすぎると、お子さんが楽しく学校に通えません。

ランドセルの支払いを祖父母がするケースもあり、直前になって誰が払うか揉める例もあります。

欲しいランドセルが決まったらスムーズに支払いを済ませられるよう、費用を負担する人も決めておきましょう。

ランドセルは価格帯が広く、高いものでは30万円程度する製品もあります。

「好きなランドセルを選んだのに予算オーバーで買えない」とがっかりしないよう、事前に予算を決めましょう。

ランドセルを毎日使っていると、傷みが出る可能性もあります。

6年間保証を受けられるランドセルなら、万が一傷んでも対応してもらえて安心です。

注意点を知ってラン活を進め、スムーズに好みのランドセルを購入しましょう。

工房系や限定モデルは特に売り切れが早い

以下のランドセルを購入したい人は、特に売り切れが早い傾向です。

  • 工房系
  • 限定モデル
  • オーダーメイド

ランドセルの提供元には、大きく分けて大手メーカーと工房系があります。

大手メーカーのランドセルは比較的流通量が多く、売り切れる可能性は少ないです。

工房系のランドセルは職人の手作りによる製品が多く、提供できる数が限られます。

大手メーカーのランドセルでも、限定モデルやオーダーメイドは数が少なく、売り切れたら購入できません。

売り切れやすいタイプのランドセルを購入する人は、年中の夏から秋にかけて情報収集を始め、早めにカタログ請求をしましょう。

展示会も早めに行われるので、公式サイトを細かくチェックして日程を把握する必要があります。

例えば鞄工房山本では、2月から展示会を実施。

地域によって2月~6月まで幅があるため、住んでいる地域の展示会がいつ実施されるか確認しなければいけません。

工房系や限定モデルのランドセルを購入するなら、早めにラン活を進めましょう。

売り切れやすいランドセルの例を一覧で紹介

売り切れやすいランドセルの例は以下の通りです。

販売元 売り切れやすいランドセルのモデル 公式サイト
黒川鞄 ・コードバン
・学習院型モデル全般
羽倉ランドセル ・オーダーメイド
・耐性牛革スタンダード
・各モデルの人気カラー
鞄工房山本 ・オールコードバン
・ドゥ・ラフィーネ
・ブラウニー・ノイ

黒川鞄のコードバンは、発売とほぼ同時に売り切れるほどの人気です。

コードバンとは、馬のお尻部分の皮で、馬一頭につきランドセルのかぶせ1枚~2枚分しか取れません。

貴重な素材なので、売り切れも早いです。

素材を問わず学習院モデルも早めに完売し、比較的残るのはキューブ型モデル。

しかし2025年入学用のランドセルは2024年8月時点で完売しています。

比較的残りやすいモデルが希望でも、早めに予約しましょう。

羽倉ランドセルは、工房系ブランドでは珍しい牛革ランドセルのオーダーメイドを行っています。

好きなようにカスタムした世界で1つだけのランドセルを、高品質な豊岡鞄のブランドで作れるのは羽倉ならでは。

オーダーメイドできるブランドは工房系・メーカー系問わず人気で、毎年夏頃には完売する傾向です。

オーダーメイド以外でも、「はくらいろ」と呼ばれる羽倉ランドセルならではの絶妙なカラーリングが人気。

  • ディープパープル
  • ダークレッド
  • オレンジ
  • ミントグリーン
  • ホワイト
  • ダークグレー

上記の珍しいカラバリは早く完売するので、個性を大切にしたランドセルを選びたいなら、夏までに購入を済ませましょう。

鞄工房山本も、希少性の高いコードバンが人気です。

軽量モデルでかわいいデザインが特徴のドゥ・ラフィーネや、男の子に人気のブラウニー・ノイも早めに売り切れます。

工房系のランドセルを購入したい人は、工房の公式サイトを確認して販売スケジュールを把握しましょう。

大手メーカーのオーダーメイドには締め切りがある

ランドセルのオーダーメイドを受け付けているメーカーでは、締め切りを過ぎると注文ができません。

例えば、フィットちゃんのオーダーメイドランドセルは色や形を選択でき、8億8千通り以上の組み合わせから自分好みのランドセルに仕上げられます。

フィットちゃんのオーダーメイドランドセルは1,000本限定で、2025年入学者向けの締め切りは以下の通り。

回数 本数 締め切り
1次 500本 5月12日
2次 300本 7月10日
3次 200本 9月10日

2026年度入学者用も、同じようなスケジュールになると予想できます。

限定品やオーダーメイド品を希望する人も、早めにラン活を始めましょう。

ランドセルは子どもが使うので親の意見を押し付けすぎない

ランドセルはお子さんが使うものなので、親の意見を押し付けすぎるのは避けましょう。

お子さんが派手なデザインや珍しい色のランドセルを選ぶと、親としては「学年が上がったら飽きるのではないか」「目立ってからかわれるのではないか」と不安になります。

しかし本人が納得していれば、使い続けられる可能性もあります。

ランドセルは途中で買い換えられないと伝え、納得してから選ぶよう話し合いましょう。

親が意見を出した方がいいのは、お子さんの目が向きにくい機能面です。

カタログでメーカーや工房ごとのこだわりを確認し、展示会や店舗で実際に背負った様子も見て、背負いやすいランドセルを選びましょう。

「欲しいランドセルが買えなかった」とお子さんが思わないよう、親子で候補を数個選んでおくと、お子さんに合わなかったときでも切り替えやすいです。

派手なデザインを選ぶのが心配なら、シンプルなデザインを中心に親が候補を選んだ中から、お子さんに選んでもらう方法もあります。

カタログを見ながら候補を数個に絞り、どれを選んでも納得できるよう準備しましょう。

ランドセルの支払いを誰がするかあらかじめはっきりさせる

ランドセルを購入する前に、支払いを誰がするかはっきりさせましょう。

ランドセルは親が購入する以外に、祖父母に買ってもらうケースもあります。

日本鞄協会 ランドセル工業会の調査によると、両親が支払いをするよりも祖父母が支払いをする割合の方が高いとの結果が出ました。

ランドセルの支払者の割合表

出典:ランドセル購入に関する調査 2024年│日本鞄協会 ランドセル工業会

父方と母方どちらの祖父母が購入するかもはっきりしておらず、ほぼ半々である様子が分かります。

「孫のためにランドセルをプレゼントしたい」と考える祖父母もいますが、直接聞くのは親子であっても難しい可能性も。

聞きにくいときは、さりげなくランドセル選びの話題を出して意向を確かめるとスムーズです。

両方の祖父母から申し出があったときは半分ずつお願いする、同程度の金額で別のものを購入してもらうといった対応もできます。

基本は親が払うつもりで、申し出があったときはありがたくお願いしましょう。

事前に予算も決めてからランドセルを選ぶ

ラン活をする前に予算を決めていないと、気に入ったものが見つかった後で「高すぎて買えない」と気付く可能性もあります。

いくらまでなら支出できるか事前に上限を決め、予算の範囲に合うランドセルを選びましょう。

ランドセルの平均価格は59,000円程度で、価格帯の分布は以下の通りです。

ランドセルの購入金額帯分布表

出典:ランドセル購入に関する調査 2024年│日本鞄協会 ランドセル工業会

平均価格は59,000円程度でも、最も多いのは65,000円以上のランドセルを選んだ人です。

工房系のランドセルは手づくりの製品も多く、全体的に価格が高い傾向にあります。

機能性と耐傷性が高いランドセルを選ぶなら、デザインを問わず5万円~7万円ほど用意しておけばOKです。

とはいえ家計に合わせて幅広い価格帯のランドセルが選ばれているので、高ければいいわけでもありません。

地域によっては、ランドセルを使うのは低学年までで、高学年になるとリュックに切り替わる学校もあります。

6年間使わないことを前提に選ぶなら、機能性や耐傷性をそこまで重視する必要もありません。

「3年使えればOK」と考えれば、お子さんが希望するかわいいデザインの、安価なランドセルを選んでも大きなトラブルは起こりにくいです。

ランドセルをどれだけ使うのか、お子さんがぞんざいな扱いをしないかなど、家庭の都合に合わせて予算を決めるのがおすすめ。

無理なく購入できるよう予算を決めてから、ランドセル選びを始めましょう。

6年間使うので保証があると安心できる

ランドセルは6年間使うものなので、6年の保証があると安心できます。

ランドセルの保証内容の例は以下の通りです。

ランドセル 名称 保証内容
フィットちゃん 安心の6年間修理保証 通常使用の状態で部品が取れたときや不具合
天使のはね 6年間無料修理保証 不注意による故障も含めて保証
黒川鞄 安心の6年サポート 修理内容により有償か無償か判断する

フィットちゃんは通常使用している状態で部品が取れたときや、不具合が起きたときに補償してもらえます。

天使のはねは以下のような不注意による故障も含め、6年間保証してもらえる内容です。

  • 高いところから落とした
  • ランドセルを引っかけた

黒川鞄では、ランドセルの状態を確認して有償か無償か判断する仕組みです。

多くの販売店で6年保証を受けられますが、中には保証が3年のみといったランドセルもあります。

快適にランドセルを使いたい人は、故障に備えて6年保証のあるランドセルを選びましょう。

ラン活をいつから始めるべきか迷っている人によくある質問

 

ラン活をいつから始めるべきか迷っている人によくある質問は、以下の通りです。

  • ラン活はいつまでに済ませるべきですか?
  • ラン活の人気ブランドを教えてください
  • ランドセルは売り切れるものですか?
  • 子どもと親の意見の食い違いを防ぐコツはありますか?
  • ラン活を始めたくても何をすればいいか分かりません
  • ランドセルをできるだけ安く購入する方法はありますか?

ラン活のタイミングが気になる人は多く、いつまでに済ませるべきか知りたいとの声もあります。

ラン活の人気ブランドは売り切れるケースもあるため、希望のブランドによっては早めに活動しなければいけません。

「子どもと親の意見が食い違ったらどうしよう」「ラン活と言われても何をすればいいか分からない」などの悩みも寄せられます。

ランドセルの値段が気になる人は、安く購入するコツを知っていると選びやすいです。

疑問がある人はラン活を始める前に確認して、スムーズにランドセル選びを進めましょう。

ラン活はいつまでに済ませればいいの?

ラン活を済ませる目安の時期は、8月です。

日本鞄協会 ランドセル工業会の調査によると、8月までに活動開始時期不明の人を除いて60%程度の人がランドセル選びを終えていました。

最終的には入学に間に合えばいいため、2月に入ってからランドセルを購入した人も全体の1.1%程度います。

ただし購入時期が遅くなるほど選択肢は狭くなり、希望のランドセルを購入できない可能性も。

8月頃を目安に、ランドセルの購入を済ませましょう。

※出典:ランドセル購入に関する調査 2024年│日本鞄協会 ランドセル工業会

ラン活の人気ブランドは?

ラン活の人気ブランドは以下の通りです。

人気ブランド メーカー
フィットちゃん ハシモト
天使のはね セイバン
ふわりぃ 協和
かるすぽ イオン
わんぱく組 ニトリ
アーティファクト ラ・ポンテ

工房系のランドセルでは、以下の販売元が人気を集めています。

  • 黒川鞄
  • 土屋鞄
  • 鞄工房山本
  • 村瀬鞄行
  • カバンのフジタ
  • 池田屋
  • 羅羅屋

気になるメーカーや工房がある人は、公式サイトをチェックして特徴を確認しましょう。

ランドセルに売り切れはあるの?

ランドセルにも以下の理由で売り切れがあります。

  • 数量限定で販売されている
  • 時期が遅くなると店舗でも在庫切れが起こる

オーダーメイドランドセルや工房系のランドセルは、数量限定で発売されているケースが多く、購入希望者が多いと品切れになります。

実際に2024年8月時点で、2025年入学者向けのランドセルの売り切れが起きていました。

購入時期が遅くなると、在庫が豊富な大手メーカーのランドセルでも、店頭での在庫切れが起こるケースもあります。

大手メーカーのランドセルはネット通販で購入できる可能性もあるので、購入時期が遅くなり近くで入手できないときはネットショップをチェックしましょう。

子どもと親の意見の食い違いを防ぐコツとは?

子どもと親の意見の食い違いを防ぐには、親がある程度メーカーを絞ってからお子さんに好みの色やデザインのランドセルを決めてもらいましょう。

選択肢が広すぎるとお子さんも迷い、ぱっと目につくランドセルを選んでしまう可能性もあります。

保護者がカタログを取り寄せて機能面やデザインを確認し、納得できるメーカーのカタログをいくつかお子さんに渡して選んでもらうと、親子両方の意見を反映しやすいです。

ラン活は何から始めればいいの?

ラン活は幅広い情報収集から始めましょう。

最初から購入するランドセルを絞って情報を集めるのではなく、情報を見ているうちに希望のランドセルが決まるイメージでラン活を進めましょう。

ランドセル売り場に足を運んだりネットで検索したりして、ランドセルを提供しているメーカーや工房ごとのこだわりを確認すると、希望に合うランドセルを選びやすいです。

実際に背負ってみないとフィット感は分からないので、候補をいくつか絞り店舗で試して最終決定しましょう。

ランドセルをできるだけ安く購入するには?

ランドセルをできるだけ安く購入するコツは、以下の通りです。

  • 早期割引が適用される時期に購入
  • 10月~12月頃のアウトレットを狙う
  • 型落ちランドセルを購入

ランドセルを早めに購入すると、早期割引が適用されるケースもあります。

例えばフィットちゃんでは、早期割引特典として10%オフ価格でランドセルを販売。

2025年入学者向けのランドセルは、2024年9月30日まで早期割引価格で購入できます。

例えば69,850円のランドセルは、62,800円で購入可能です。

購入時期が遅くても構わない人は、10月~12月頃にアウトレットのランドセルを狙うと安く購入できます。

売れ残った商品が中心になるため選択肢は減りますが、早期割引特典より割引率が高い可能性も。

前年度以前の型落ちランドセルも、安く購入できます。

例えば鞄工房山本には、旧モデルや店頭展示品を最大20%オフで購入できる鞄工房山本アウトレットストアがあり、安いランドセルの入手も可能です。

メーカーや工房の公式サイトをチェックして、情報を入手しましょう。

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