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2010年05月19日
こんなに変わった、パン屋の店づくり!! 編集担当者より♪
『Bakery book [ベーカリーブック] vol.4』
柴田書店MOOK
発行年月:2010年5月20日
判型:A4変 頁数:192頁
2007年から年1回のペースで刊行している「ベーカリーブック」。
毎回さまざまな形態のベーカリーを紹介してきましたが、
今号も、時代の先端を行く、ユニークな店をたくさん詰め込みました。
大特集は、「こんなに変わった、パン屋の店づくり」。
そう、パン屋さんはいま、ドラスティックな変貌を遂げているのです。
たとえば、いままでのパン屋さんのイメージは、
(1) トレイにのったパンを選ぶ、セルフサービススタイル
(2) 物販業である
(3) 消費者が共通して描く、パン屋さんのイメージに沿った店づくり
ところが、最近の店づくりの傾向は、
(1) お客さんとのコミュニケーションがとれる対面販売が主流に
(2) カフェ、イートインスペースを併設している
(3) 店主の個性が表現された、独自の空間
念願の独立開業を果たした若き店主は、言います。
「対面販売で、それぞれのパンの特徴を伝えたい」
「焼きたてのパンを、その場で味わってほしい」
「パンに合う料理やドリンクも提案したい」
彼らが思い描く店は、パンの“製造・販売”から一歩踏み出した、“パンの提案”の場。
パンをつくって売るだけでなく、お客さんに自分なりのパンの楽しみかたも伝える。
それが理想のようです。
店は、パンを“売る・買う”ための空間から、パンを“伝える・楽しむ”空間へ。
日本のパン文化も、いよいよ成熟してきたように思います。
投稿者 webmaster : 2010年05月19日 15:11