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2011年06月09日

『簡素なお菓子』 Part 3

06112.jpg『簡素なお菓子』
著者:河田勝彦
発行年月:2011年5月14日
判型:B5変 頁数:96頁


誰 のレベルに合わせるか!

撮影の合間の会話です。

「だいたいどのくらいの技術レベルの人がつくることを
想定しているの?」 と日置カメラマン。

スタイリストの高橋みどりさんもその場にいました。

「うーん、料理はけっこうつくるけれど
あまりお菓子はつくらないような日置さんくらいの人がつくれる、
って感じかな。とくにお菓子マニアじゃなくていいの」

「みどりさんは?」
「え、みどりさんレベルは関係ないかな」

そこで河田さん。

「ひでえなぁ。失礼なやつだね」
とみどりさんに話しかける。

みどりさんは話を聞いていなかったみたいでした。
キョトンとしていて、なんのことという表情でした。
だしをとるのに鰹節を削るところからはじめるみどりさんですが、
どうもお菓子づくりのイメージがまったくなくて、つい……。
みどりさん、お許しを。

でも、お菓子のプロセス撮りをしていて、みどりさんが
「ほんと、混ぜるだけだね。なんか私にもつくれそう」
とポツリともらしたのです。

「ほんと、つくれそう」 と日置さんも。

そうして料理はするけどお菓子はすすんでつくらない私も
「できそうかも……」とつぶやいたのでした。
それくらい「混ぜるだけ」 が多かったのです。

メレンゲ菓子のムラング・コックも
ホイップした卵白をレードルで天板に持って焼くだけです。

でき上がると試食。 「おいしいね」 の連発。
ムラング・コックも香ばしくておいしかった。

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◎ムラング・シャンティイ


香ばしいサクサクの生地に
おいしい生クリーム

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◎ムラング・コック

エスプレッソと合いそうな
苦甘いメレンゲ

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◎パイナップルの
 イル・フロタント

甘い中に
エキゾチックなパイナップル


本ができ上がって献本したら、日置さんからは
「本がきたから、これでやっとつくれる」 というお礼メール。
つくる気満々。
私もつくります。

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投稿者 webmaster : 2011年06月09日 11:48