« 料理本のソムリエ [ vol.27 ] | TOPページへ | 人気の材料図鑑がさらにパワーアップ!『プロのための 洋菓子材料図鑑 vol.3』 編集担当者より »
2011年09月01日
ワインの世界がますます楽しくなる♪ 『はてな?のワイン』 編集担当者より
『はてな?のワイン』
著者:山本 博
発行年月:2011年9月2日
判型:四六変 頁数:304頁
著者の山本博氏は、
ワインの世界では知る人ぞ知る重鎮です。
先生は今年80歳。
いまも弁護士という忙しい仕事を現役でこなしつつ、
バリバリと執筆活動をしています。
もちろん執筆のために、極寒の中ワインの産地を訪ねたり、
ワインを飲んだりと精力的。
実は、先生はワイン本の著者として有名なだけでなく、
ミステリーの翻訳家でもあるんですよ。
山梨県でのワイナリーツアーにて。
山本氏は各ワイナリーが
どのように工夫して
ブドウ栽培を行なっているかを熟知、
参加者にわかりやすく説明している。
先生の言葉で印象に残ったものをひとつ。
「同じWが頭につく、ワイン(Wine)と
女性(Woman)は、点をつけるものではないし、
つけられるものではありません。」
――低い評価となってしまった女性がかわいそうだし、
ワインもまたしかり、というわけ。
同じワインが状況によって異なることもあれば、
人の味覚も同一ではないはず。
画一的な採点は2つのWに対する冒涜なのだとのこと。
どんなワインにも(女性にも!)個性や良さを見いだす先生の言葉には、
とにかくワインへの愛情があふれています。
この本をつくっている間、
校正(原稿の誤りなどをチェックすること)をしながら
ワインが飲みたくなることがほとんど。
あなたもこの本を読んだら、きっとワインを飲みたくなるはず!
さあ、あなたも今夜はワインで乾杯しませんか!
投稿者 webmaster : 2011年09月01日 09:49