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2015年10月30日
『新しい中国点心』
著者:辻調理師専門学校 監修、吉岡勝美 著
発行年月:2015年11月2日
判型:AB 頁数:368頁
著者は辻調理師専門学校の吉岡勝美先生。
学校での撮影は先生方の授業もあり、春休みと夏休みに限られます。
撮影期間は朝9時すぎから暗くなるまでで、
ものすごい勢いで進みます。
プロセスと仕上がりで1回の撮影でだいたい3泊4日びっしり、
集中的に行います。
つまり1年に2回。
200品の点心とそのプロセス、基本技術の撮影ですから
3年かかりました。
助手の先生数人を含めて仕込み、差し替えなどをつくっていただき、
撮影はとてもスムーズ。
その手際のよさはいつもながら感心します。
先生方はさぞかし大変だったと思いますが。
そんな撮影の楽しみは
先生方(時に撮影に関係していない先生がつくってくれることも)が
つくってくださる「賄い」です。
麻婆豆腐といった身近な料理もあれば、
料理名もわからない凝ったものも多々ありました。
どうですか?
おいしそうでしょ。
いつも食べすぎるほどお腹いっぱいにいただきました。
とはいえ撮影は3年かかりました。そして原稿が来てからは1年近く。
プロ向けの368頁とはそんな頁数です。
長い編集作業が終わり、思い出すのは賄いだったりします。
投稿者 webmaster : 2015年10月30日 15:52