« 料理本のソムリエ [vol.68] | TOPページへ | 『プロも使える 作っておける料理のもと』 »
2016年02月05日
『BREIZH CAFE ブレッツカフェ』
著者:ベルトラン ラーシェ
発行年月:2016年2月5日
判型:B5変 頁数:192頁
日本人には、「クレープ=甘いデザート」という図式しかなかった頃から、
神楽坂に、本場ブルターニュのクレープリーがオープンされてから20年。
今では、食事となるソバ粉のガレットは、
日本人にもすっかり馴染みの食べ物となりました。
「もし、ラーシェさんが神楽坂にお店を出さなかったら、
ここまでガレットが日本で根付いただろうか…?」
と考えしまうのは、私だけでしょうか。
そして今では、ラーシェ氏オリジナルである、
ガレットロールやアミューズガレットなどが、
ブレッツカフェではすっかりおなじみです。
伝統だけにこだわらず、新しいクレープの可能性を求めて来たからこそ、
20年間、お客様に愛されて続けているその魅力が、
この本の中に詰まっています。
もう一つ、絶対に切り離せない「ガレット、クレープとシードル」の関係性、
そのシードルの種類の豊富さと奥深さにも驚かされました。
ただのリンゴの発泡酒、なんて思っていたら大間違い!
ワイン並みにいろいろな表情があるのですね。
この本を隅々まで読むと…、
すぐにガレットやクレープを食べたくなります。
自宅でも作ってみたくなります。
いろいろなシードルが飲んでみたくなります。
そして、何と言っても、ブルターニュに足を運んでみたくなります。
投稿者 webmaster : 2016年02月05日 13:20