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2016年03月22日
『最新 鶏料理』
著者:柴田書店編
発行年月:2016年3月22日
判型:A4変(257×214) 頁数:248頁
みなさんは単行本の表紙に何を求めますか?
わかりやすさ? おいしそうな写真? おしゃれな雰囲気? 目立つこと?
私たちは「書店に並んだときに1人でも多くの人の目にとまり、手にとってもらえて、内容がわかりやすい」ということを最優先に、沢山のデザインの中から決めています。
この本の表紙を決めるときも、それこそたくさんのレイアウト案がありました。イラストを使ったもの、料理写真を入れたもの、加熱前の頭つきの丸鶏の写真を入れたもの、調理工程の写真を使ったもの、いろいろ候補に挙がりました。
タイトルにも掲げたように、鶏の「さばき方から加熱までがよくわかる」という内容をわかりやすく読者に伝えるためには、加熱前の羽根をむしったあとの裸の鶏の写真がいいか、はたまた加熱の調理工程の写真が相応しいか、ずいぶん迷いました。
私としてはブリデした丸鶏のヌード写真も色っぽいかな?なんて思って推していたのですが・・・、これが思いのほか反対が多かったのですね。大きく拡大すると、生はちょっとグロテスクではないかと・・・。
数多くの表紙候補の中で丸鶏をリソレしている工程の写真を大きく拡大した表紙が圧倒的に好感度が高かったのです。
確かにおいしそう! フライパンの中でオリーブ油がグツグツ泡立っている様子、ふっくらと膨らんできた丸鶏。誰もがひと目で鶏料理の本とわかる写真です。書名も目立ちます。
こんなふうにすったもんだの挙句に、私たちは大切な本の顔となる表紙を決めているのです。
投稿者 webmaster : 2016年03月22日 15:10