2016年10月19日
『改訂 NBA新オフィシャル・カクテルブック』
著者:日本バーテンダー協会
発行年月:2016年10月26日
判型:A5 頁数:320頁
7年ぶりの改訂版ということで、表紙カバーもガラッと変えてみました。
暗い中に浮かび上がるバーツールの上に、白い文字で書名を配した、なかなか素敵なデザインです。書店でぜひご確認ください。
投稿者 webmaster : 11:52
2014年07月09日
『世界に響くハードシェーク』
著者:達磨 信
発行年月:2014年7月9日
判型:四六変 頁数:148頁
著者はサントリーのホームページの連載、カクテルエッセー「オンドリのしっぽ」、バーボンエッセー「アメリカの歌が聴こえる」でおなじみの達磨信氏(ペンネームではなく本名ですよ)です。
本書は達磨さんと、このホームページをつくっているデザイナーの佐藤さん、カメラマンの川田さん、まとめ役の新橋さん(サンルーカルバー)のバーボンエッセーチームで作りました。
達磨さんは上田さんのニューヨークデビューに関わった方です。
雑誌『エスクァイア』で年1回のバー特集を担当していた達磨さんが、同誌で「上田さんをニューヨークのバーカウンターに立たせる」というドキュメント記事を書くことになり、2人でバーの聖地ニューヨークに乗り込んだそうです(そのくだりは、本書に詳しく載っています)。
そんな関係で、今回上田さんの本を書いてくださいました。
本書は既刊の『上田和男のカクテルノート』(カクテル作品集)、
『カクテルテクニック』(カクテル技術書)とは一味違った本に仕上がりました。
バーテンダーだけでなく、カクテル愛好家にも読みやすい内容になっています。
投稿者 webmaster : 14:42
2014年07月03日
『THE CRAFTBEER BOOK』
柴田書店MOOK
発行年月:2014年6月30日
判型:A4変 頁数:152頁
クラフトビールの本をつくりました。
私自身、ビール党ということもありますが、やっぱりマーケットがそれを欲している、と判断しての『THE CRAFTBEER BOOK』の誕生でございます。
目玉の特集は以下の5つ!
■ スタイル別BEER134
現在の日本国内のブルワリー総数は200社を超えると言われており、昨今のクラフトビールの隆盛を受けてその数は増加の一途をたどっています。
これまで日本でビールといえば大手メーカーのピルスナースタイルが主流でしたが、現在はそうした各ブルワリーの意欲的な取り組みによって、多彩なスタイルがマーケットに登場してきています。
■ ビアバルNEW STYLE
トレンド真っ盛りのこの業界に新風を巻き起こしたのがビアバルです。
決してマニアックにはならない、自由度の高い“バル発想”で多彩な動機をゲット!食事もビールも楽しめる間口の広いメニューミックスでクラフトビールの魅力と価値、そして面白さを広く浸透してきています
■ おいしく飲む店、食べる店 ガストロパブ&バー45
食事もできて飲める店 ―― それがガストロパブ。
出店がとまらないこの業界にはお客を魅了する新しいコンセプトが続々出現。
ビアへのこだわりだけではない、その新星たちの人気の秘訣を探ってみました。
■ ビアめし ベストペアリング66
ビールはもはや喉を潤すだけのものでもなければ、「とりあえず」のお酒でもありません。幅広い味わいを持つクラフトビールには、料理1品も対して1杯のマッチングが存在します。では、どのような味わいがどんな味覚を引き起こすのか。66品のメニューを取り上げ、そのペアリングを提案してきます。
■ 日本全国醸造所カタログ159
いまや、ほとんどの都道府県に存在する醸造所。地域活性化、町おこし、地産地消など、プロジェクト事態はさまざまな理由で立ち上がりますが、「新鮮なビールのおいしさを伝えよう」「お客さまを笑顔にしたい」「クラフトビール文化を日本に根付かせたい」など、各社大きな志のもとビールを提供しています。本書では、他県へも積極的に商品を提供していこうという考えの醸造所を中心に紹介します。
ビール愛好家もプロパーの方も、
「この本はホントに面白い!☆o(゚ー゚*o)(o*゚ー゚)o」と思うこと間違いなし、の企画でございます。
いつでも、どこでも、おいしいクラフトビールが飲める文化づくりに、
少しでも貢献できることを期待してやみません。
投稿者 webmaster : 15:21
2011年09月01日
ワインの世界がますます楽しくなる♪ 『はてな?のワイン』 編集担当者より
『はてな?のワイン』
著者:山本 博
発行年月:2011年9月2日
判型:四六変 頁数:304頁
著者の山本博氏は、
ワインの世界では知る人ぞ知る重鎮です。
先生は今年80歳。
いまも弁護士という忙しい仕事を現役でこなしつつ、
バリバリと執筆活動をしています。
もちろん執筆のために、極寒の中ワインの産地を訪ねたり、
ワインを飲んだりと精力的。
実は、先生はワイン本の著者として有名なだけでなく、
ミステリーの翻訳家でもあるんですよ。
山梨県でのワイナリーツアーにて。
山本氏は各ワイナリーが
どのように工夫して
ブドウ栽培を行なっているかを熟知、
参加者にわかりやすく説明している。
先生の言葉で印象に残ったものをひとつ。
「同じWが頭につく、ワイン(Wine)と
女性(Woman)は、点をつけるものではないし、
つけられるものではありません。」
――低い評価となってしまった女性がかわいそうだし、
ワインもまたしかり、というわけ。
同じワインが状況によって異なることもあれば、
人の味覚も同一ではないはず。
画一的な採点は2つのWに対する冒涜なのだとのこと。
どんなワインにも(女性にも!)個性や良さを見いだす先生の言葉には、
とにかくワインへの愛情があふれています。
この本をつくっている間、
校正(原稿の誤りなどをチェックすること)をしながら
ワインが飲みたくなることがほとんど。
あなたもこの本を読んだら、きっとワインを飲みたくなるはず!
さあ、あなたも今夜はワインで乾杯しませんか!
投稿者 webmaster : 09:49
2010年02月17日
バーテンダーが知っておきたいカクテル技術を網羅!
担当編集者より♪
改訂増補 『カクテルテクニック』
著者:上田和男
発行年月:2010年2月19日
判型:四六変 頁数:200頁
改訂版のための新規収録のオリジナルカクテル
「テンダーシリーズ」の追加撮影に立ち合った。
十数年前、私が『料理百科』という雑誌編集部に在籍し、
連載を担当させていただいた頃と、寸分変わらぬ厳しいまなざしで、
シェイカーを一心にふる。ハードシェイクである。
上田さんのシェイクから生まれるカクテルは、同じレシピであっても、
他のバーテンダーさんがつくるカクテルとは別物だ。
素人話で恐縮だが、その当時、我が家でも、
そんな上田さんに刺激を受けて、
毎晩のように「ギムレット」や「サイドカー」に挑戦したものである。
◎ギムレット (スタンダードカクテル)
大ぶりのクープ型シャンパングラスに、
丸みをおびたひと粒の氷が浮かび、
その周辺に細氷が一面に漂う。
◎サイドカー (スタンダードカクテル)
シェイカーを使ってつくるショートカクテルの基本。
「サイドカー」と共通の甘酸味のバランスをもつカクテルは
とても多い。
シェイカー全体に真っ白く霜がふり、指の皮がはりつくくらい、
ガチャガチャとふりまわし、ハードシェイクのシンボルともいえる、
憧れの砕氷がカクテルの液面全体に漂ったときは、
「やった!」と内心ほくそえむ。
しかし口に含むと、味は似て非なるもの。
数種の酒が一つにまとまって、カクテルは生まれるはずなのに、
なぜか一つひとつばらばらに味を感じる。
カクテルとはむずかしいものだ。
プロの仕事とはこういうものか。
◎マティーニ (スタンダードカクテル)
日本に広まって70年あまり、
数百とあるカクテルのなかで人気ナンバーワンの王座を
今もって他者に譲らないカクテルの王者。
◎シティ・コーラル (オリジナルカクテル)
グラスに施したコーラルスタイルが特徴。
前身の 『カクテルテクニック』 を出版してから、
早くも10年という月日が経った。
新世代のバーテンダーのみなさんのために、再び紹介しよう。
どうしたらおいしいカクテルができるのか、
ヒントがいっぱい詰まった1冊を。
投稿者 webmaster : 15:06
2009年10月05日
オーストリアワインの魅力♪ 編集担当者より
『新自然派ワインを求めて』
著者:岩城ゆかり
発行年月日:2009年10月7日
判型:A5判 頁数:224頁
オーストリアのワイン、皆さんは飲んだ経験あるでしょうか?
実は私も、仕事で接するまで知りませんでした。
ところが、です。これがものすごくおいしい。
「おいしい」というひと言では言い尽くせないぐらい、ちょっと衝撃でした。
世の中にこんなピュアできれいなワインがあるなんて!
それもそのはず、オーストリアワインは欧米のワイン専門誌や
ジャーナリストからは常に高い評価を受けていて、日本でも有名和食店や
フレンチ、イタリアンなど「ワインに力をそそぐ」人気店にはすでに広く浸透しているのです。
(左) ブリュンドゥルマイヤー グリューナー・ヴェルトリーナーラム
(右) ルーディ・ピヒラー リースリング スマラクト アハライテン
そして今回、本書ではもうひとつの視点を提示しました。
それが「新自然派」という切り口です。
オーストリアは世界屈指の自然農法大国で、ブドウ栽培においても
高い自然農法普及率を誇ります(EUが推奨する統合農法プログラム参加の
ワイナリーは約75%、ブドウ栽培における有機農法面積比は最新データで
約10%。ともに世界最高水準)。
そう、これがオーストリアワインをお勧めする最大の理由なのです。
お客さまに提供するワインとして、あるいは自分で楽しむワインとして、
人にも地球にもやさしいワインを選んでみるのはいかがでしょうか?
(醸造における自然派的手法や、今後のワイン業界全体の課題に関しても
本書で触れています。ご興味のある方は手にとってご覧ください)
投稿者 webmaster : 10:36