2015年04月16日
『The Coffee Professional』
『The Coffee Professional』
柴田書店MOOK
発行年月:2015年4月17日
判型:A4変 頁数:208頁
The Coffee ProfessionalのBackstage [舞台裏]
当社から久しぶりのコーヒー専門ムックが刊行されました。
タイトルは「The Coffee Professional」。
過去「喫茶店経営」という雑誌がありました。
また、「カフェ-スイーツ」誌においても最近コーヒー特集を組んだばかり。
当社のみならず、各出版社からぞくぞくとコーヒー特集雑誌が刊行されている現在、まさに「トレンド」のテーマなのですが、「The Coffee Professional」がめざすのは、素敵なお店の紹介にとどまらない、もっともっとディープな技術に迫る1冊になること。
この難題に取り組むために、担当編集者が最初にしたことは、スターバックスの一般客向けエスプレッソセミナーに行くことでした。自分がエスプレッソ技術を身につけたいのか?というと、そうではありません。
エスプレッソを、どんなふうに教えるのか、を見に行ったのです。
サービスレベルの高さに定評のあるスターバックスにはじまり、それぞれトップバリスタのいるお店、長年繁盛しているコーヒー店にもうかがって、企画内容をふくらませました。
ファッション性、コーヒーの品質、味、そしてサービス力。
お客さまに対して、どのような距離感で接しているのか、最近のコーヒー店人気を生み出している理由は何なのか?
デザインなのか?
商品なのか?
感じの良さなのか?
取材中に、興味深い出来事がありました。
話題を呼んでいるブルーボトルコーヒーの開業前トレーニングに行ったときのことです。
スタッフバリスタの皆さんが、オーダーから提供までの通し練習をした後で、ミーティングをしているのを見ていたら、こんなことを言うのです。
「◎▲さん、今日はどうでしたか?」
こう言われると大抵は、
「あれこれができませんでした」
と反省の弁を述べるものです。
このスタッフさんもそうでしたが、リーダーはその後に続けて、
「良くできたことは?」
とたずねます。
欠点やできないことを直すのはもちろん重要ですが、良かったことも口に出させて、気持ちを前向きにさせる。ポジティブなマネジメントはリーダーが自発的に心がけているのだと、後で聞きました。
会社としての方針や義務ではなく、現場からブルーボトルコーヒーの朗らかなカルチャーが生まれている。そう感じました。
今回本誌で取材したコーヒー店の多くは、のびのびと朗らかな空気が印象的でした。
商品力や技術の研鑽とともに、失わないでいてほしい財産だと思います。
*** coffee 関連書 *******************************
発行年月:2004年5月26日
判型:A4変 頁数:192頁
発行年月:2009年1月28日
判型:A5変 頁数:DVD=59分 BOOK=オールカラー48頁
発行年月:1996年3月25日
判型:A5 頁数:200頁
発行年月:2006年3月31日
判型:四六変 頁数:240頁
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投稿者 webmaster : 19:04
2013年08月27日
『ニュー・スタンダード・ドリンク 102』
『ニュー・スタンダード・ドリンク 102』
柴田書店編
発行年月:2013年8月28日
判型:A5変 頁数:168頁
本書の取材は、柴田書店の月刊MOOK『cafe-sweets』の
連載「人気カフェのオリジナルドリンクレシピ」と共同ですすめたものです。
初回の「カオリズ」さんでの撮影は、なんと2012年1月のことでした。
それから毎月各1店のペースで取材させていただきました。
取材時には、MOOKに掲載する4品のドリンクに加えて
数品のドリンクの追加撮影をお願いするというかたちで、
本書に掲載した102のドリンクが顔を揃えた次第です。
お忙しいなか、遠い先の刊行予定を信じて(?!)
単行本用の撮影・取材にも快くご協力くださったカフェの皆さまには、
お礼の言葉もありません。
本当にありがとうございました。
◎葡萄とミントのソーダ
2色のブドウでグラスを鮮やかに演出。
ミントの香りで、濃厚な甘さのブドウも
爽やかな印象に。
◎グルーヴィ グァバ
鋭い酸味と香りが個性の
トロピカルフルーツ、グァバ。
その果汁をココナッツミルクと合わせると
まろやかになる。
デンファレを飾り、
味も見た目もハワイアンテイストの1杯に。
◎ティラミスラテ
ティラミスをドリンクに再構築。
チーズのミルキーなこくと
コーヒーのほろ苦さがくり返し訪れる、
飲み飽きない組み合わせ。
そして、撮影中も撮影後も、
おいしいドリンクを次々にいただけるというのは、
本企画のうれしいところでした。
撮影中にコーヒーや紅茶のドリンクでしゃきっとしたり、
早朝の撮影後に野菜たっぷりのドリンクで、早起き後の眠気も吹き飛んだり。
すっと体と心にしみ込んで元気をくれる。
そんなドリンクの力を一番実感しているのは、
じつは本書の取材チームかもしれません。
この本を手にとってくださった方にも、
102のレシピに込められたパワーが届きますように。
投稿者 webmaster : 16:13