おやつに食べるあんパンやクリームパン、ランチにはカレーパン……。1日のさまざまな場面で気軽に楽しめる、菓子パン、おかずパン、おつまみパンは、じつはプレーンな食事パンよりも日本の食生活に浸透しているアイテムです。
本書では、食べ手から熱い注目を集める人気のパンのレシピを11店の繁盛パン屋さんに教えていただきました。登場するのは、あんパン、クリームパン、メロンパン、カレーパンの“アレンジパン四天王”のほか、タルティーヌやピザパン、クロワッサンやブリオッシュの変化球など多種多彩。ちょっとした成形の工夫で生地の食感を変化させたり、愛らしいフォルムに仕上げたり……。パンを知り尽くした職人ならではのアイデアが満載！　パン屋さん必携の1冊です。

レシピの難易度:★★★

あんパンやクリームパンは、どれも同じだと思っていませんか？
人気のパン屋さんでは、こうした定番商品にもさまざまな工夫を凝らし、ブラッシュアップを重ねて差別化を図っています。
本書では、各店の定番商品を集めた「図鑑」を掲載し、生地とフィリングの組合せが一目で分かる断面写真で、1品ごとの魅力を詳解しました。また、アレンジパンの最新トレンドをまとめたコラムも14本収録。明日からの営業に役立つヒントがいっぱいです。

巻末には、補足レシピとして生地の配合や天然酵母のつくり方も、いちから掲載しました。
多彩な形や具材に目をひかれがちな菓子パン・おかずパン・おつまみパンですが、商品開発のベースにあるのは生地。「もっちり生地＋ソーセージの噛みごたえあるパン」「パリパリデニッシュにカスタードクリームを包んだケーキのようなパン」などなど、パンの味は生地の個性に大きく左右されます。生地づくりにも挑戦すれば、また一歩繁盛パン屋さんに近づけます。

[担当編集者より]

まじめなレシピ本としても充実させた「人気のパン☆ヒットパレード」ですが、見ているだけでも楽しいのが、アレンジパンの世界。円形あり、四角あり、タコありイカあり、スマイルあり……。そんなワクワク感も、紙面から伝えたいと思いながら編集作業をすすめました。それぞれのパンが刻々とできあがっていくプロセス写真からは、よりリアルに食感や味わいを感じていただけるのではないでしょうか？　もちろん、すべて実際に店頭に並んでいる商品なので、見ているだけでは我慢できなくなったら、ぜひお店へ足を運んでみてくださいね。

＊編集部だよりは、こちら

［取材店とパン職人11］（店名50音順）
◎自由が丘ベイクショップ
◎ツオップ　　伊原靖友
◎トラスパレンテ　　森 直史
◎とらやベーカリー　　森岡 進
◎パナデリーア　ティグレ　　望月哲二
◎パナデリア・シエスタ　　水谷優一
◎パンデュース　　米山雅彦
◎ブーランジュリー　カルヴァ　　田中 聡
◎ブーランジュリー　プーヴー　　片岡達志
◎ブラフベーカリー　　栄徳 剛
◎ポワンタージュ　　中川清明

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