東京・吉祥寺の路地にある「Dragon Michiko（ドラゴン ミチコ）」は、卵や乳製品などの動物性素材を使わずにつくる“ヴィーガン”の焼き菓子店。その味に魅了されて足しげく通うファンも多い人気店です。本書は同店を営む山口道子さんの初のレシピ集となります。

道子さんのお菓子の魅力は、植物性素材でつくる軽やかな食べ心地と、一般的な洋菓子でイメージされるコクや心地よい食感といった満足感が両立していること。ヴィーガンの方も、卵や乳製品のアレルギーのある方も、そのどちらでもない方も、みんながとびきりおいしいと感じられ、しかもシンプルでつくりやすいものばかりです。

軽やか＆満足感いっぱいの驚きのおいしさをお楽しみください！

レシピの難易度:★

焼き菓子をメインにプリンもご紹介。カバー写真のバニラプリンも、もちろん卵も牛乳も使っていません。でも、そのぷるぷる感やコク、なめらかな舌ざわりに「あっプリンだ！」と驚かれることでしょう。

プリンは３章で登場。１章はしっとりしたリッチな味わいのケーキ、２章はふんわりとして食べごたえも充分なマフィン、４章はさまざまな食感が楽しいクッキー、５章はざっくり食感と生地の旨みが特徴のスコーンという構成で、バラエティ豊かな約42品が登場します。

どの章でもベーシックな１品をプロセスカット付きで詳しくご紹介しており、初心者の方も気軽につくれます。卵や乳製品を使わずにおいしさを生む「おいしさのひみつ」なども特別にお伝えします！

[担当編集者より]

初めて「Dragon Michiko」のお菓子を食べた時、本当に驚きました。言われなければ、バターや牛乳、卵を使っていないとわからないほどのリッチな味わいや満足感。それでいて食後感はすっきりと軽やか。ヴィーガンと意識せずに通うファンの方も多く、そのおいしさの背景には道子さん独自の工夫が詰まっています。お菓子作り初心者の私ももう何度つくったことか。再現性の高い“一生もの”のシンプルレシピをぜひご体感ください！

◎山口道子（やまぐち・みちこ）
カフェなどで料理や製菓を担当し、2010 年から独学でヴィーガンのお菓子を研究。2013年から3年間、ヴィーガンカフェでパティシエを務め、最終的には店長を務める。2018年1月にヴィーガンお菓子とカフェの小さなお店「Dragon Michiko」をオープン。軽やかでいて満足感いっぱいの独自のお菓子が、多くの人を驚かせ、笑顔にしている。やさしい空気が流れる店舗に足しげく通うファン多数。

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