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はじめてのイタリアワイン海のワイン、山のワイン
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イタリアワイン入門書の決定版!
- 発行年月
- 2012年7月28日
- 判型
- A5変
- 頁数
- 232頁
- 著者
- 中川原 まゆみ 著
- 定価
- 3,080円(税込) 在庫あり
- ISBN
-
978-4-388-35341-5
イタリアワインを海と山の産地に分けて、各地を代表する114本のワインを例に味わいの特徴をわかりやすく解説した入門書です。海・山の特性をベースに、各地の地勢や気候に土壌や品種特性を重ねていくと、イタリアワインの全体像が見えてきます。
構成は、ワイン製造の基礎を知る「基礎知識編」と、具体的に産地ごとの特徴を知る「ワイン解説」2本立て。さらに本邦初公開となる土壌分布などの地図を加え、総合的なイタリアワインの理解に役立つ内容をめざしました。著者は、日本とイタリアでソムリエ経験を積み、現在はイタリア在住のワインテイスター、中川原まゆみさん。難解といわれるイタリアワインを、画期的なアプローチで紐解く待望の1冊です。
●イタリアワインを知る(基礎知識編)
土壌、栽培法、ブドウ品種、醸造、熟成、ワインの種類など。
中でも本邦初公開となる、イタリア全土の土壌分布図と、主要65品種の分布図は一見の価値あり、です。
●テイスティングとラベルの読み方
テイスティングの基礎と、イタリアワインのラベルの読み方をまとめています。
あまり知られていませんが、ラベルから生産地がわかります。
●イタリアワインを知る114本
海と山の産地ごとにワインを紹介。
それぞれのワインは、その産地を見返し(本の最初と最後のページ)の地図で確認できるようになっています。
1ページ1本の体裁で、ボトル写真とともに、土壌、品種、醸造方法、畑の概要(標高、方位、植樹期など)、味わいのスケール、ワイン解説、料理との相性などを掲載。
見返し(本の最初と最後のページ)に拡大した南北のイタリア地図を掲載し、本書で紹介したワイン114本の産地の位置を記しました。
この地図を見るだけで、海に面した産地、海峡近くの多方向から風が吹き込む産地、内陸の山間、平野の山裾、山奥の川沿いなど、多種多様な場所にワイン産地があることがわかります。
- [担当編集者より]
- その1、ワインの味わいがビジュアルでわかる
ワインの味わいを、2種類のスケールでまとめています。「酸味」「果実味」「ミネラル感」で味わいの大枠を、「重心」「ボリューム」で、より立体的にワインを感じられるようになっています。
その2、広い視点から見た「料理との相性」
ソムリエの経験を活かして、ワインを引き立てるメニューを幅広く提案しています。塩味やミネラル感、ハーブや柑橘の香りなど、ワインのさまざまな要素に合わせて、驚くほど多彩な料理名が並びます。
◎中川原まゆみ(なかがわら・まゆみ)
北海道出身。イタリアソムリエ協会(AIS)認定ソムリエ・プロフェショニスタ。ワインテイスター。
親族にシェフや料理研究家がいる「おいしいもの好き」の家庭に育つ。東京で音楽関係の仕事に就いた後、1994年、趣味が高じて東京・中目黒にエノテカ・オステリアを開業。ワインの買い付けで頻繁にイタリアを訪れる中から、ワインへの探究心が高まり2001年、店を閉めてイタリアへ移住。
イタリアソムリエ協会の資格を得て、1800アイテムのワインリストを揃える「リストランテ・パオロ・デヴェリーニ(エミリア=ロマーニャ州)」にソムリエとして従事。ソムリエ業の傍ら、ワイン雑誌やネットに寄稿を始める。この頃から、本格的にイタリア各地のワイナリーを巡るようになり、多いときで年間450軒のワイン生産者を訪ねた。
多くのワイナリーを訪問して気づいたのは、ワインの原点は畑にあるということ。そこから土壌成分に興味をもち、土壌別の試飲を繰り返すようになる。同時に、イタリアのそれぞれの土地に根づいた土着品種の面白さにも気づき、ライフワークとして各地の品種を調べている。また、ソムリエの経験から「ワインを生かすも殺すも料理次第」という信念をもち、ワインを引き立てる料理の組み合わせ方についても積極的に発信している。
著書に『土着品種で知るイタリアワイン』(産調出版)、『イタリアワイン・スタンダード110』(インフォレスト)。
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