肉、魚、卵、乳製品などの動物性素材を使わず、砂糖、だしも加えずに、野菜、豆、穀類、海藻などの植物性素材だけでととのえた料理。それが、この本で提案する‘菜菜ごはん’です。
メインのおそうざいになる野菜料理を豊富に紹介。じゃがいも、トマト、なす、れんこん、豆腐、切干大根など身近な17の素材別レシピを中心に、食卓をより豊かにするあえ衣、常備菜、デザートまで計約120品を収載しています。精進料理店の店主であり、ベジタリアン料理教室も主宰する著者の料理は、驚くほどシンプルでいてアイデアフル、素材の個性を新発見できる味わい。‘植物性素材だけだからこそのおいしさ’を実感できる、新感覚の楽しい菜食レシピ集です。
1.ふだんの食事を大事にしたいと考えはじめた女性、そしてふだん使う器にも自分で選んだお気に入りを加えはじめた女性をイメージしたスタイリングとなっています。草木染めのクロスや和紙、粉引きの器や漆器、ほんの少し民芸調の器やガラス製の器などに、野の花のような可憐な美しさをもつ著者の料理がマッチ。素材と料理の特徴をとらえた美しい写真が、やさしく温かい雰囲気を醸します。
2.カバー写真は、主菜からスープ、デザートまで、植物性素材を使った料理を組み合わせたもの。植物性素材だけでこんなにもボリュームがあり、変化にとんだ楽しい献立が可能なことにご注目ください! ちなみに裏写真は各料理の素材を同位置に置いたものです。
1.大きく3つに分けた構成です。イントロダクション的な「菜菜ごはんを楽しむために」では、野菜や豆の調理ポイントや、献立例などを分かりやすく解説。
続く「素材別おそうざい」では、各素材ごとに、その素材をおもに使った主菜や副菜、汁もの、ごはんものなどをバランスよく紹介。そして「あえ衣 常備菜 デザート」では、万能に使えるあえ衣や、日持ちのきく便利な常備菜、砂糖や卵、乳製品いらずのおいしくてかわいらしいデザートまでご紹介しています。
2.P.15では、栄養バランスをとりやすくなる目安として「未精白の穀類」「豆・豆製品」「発酵食品」など11項目をピックアップ。P.16の献立例のように、きょうのごはんを手軽にチェックできます。
毎日楽しんでほしいから、材料は身近なもの、レシピはシンプルにとこだわったこの本は、ベジタリアンの方はもちろん、外食続きで体をリセットしたい方、ヘルシーな食事がしたい方、野菜料理をたくさん知りたい方まで、幅広く使っていただけます。きょう手にした野菜でさっそく“菜菜ごはん”をお試しください!