スペインバルとはカウンターがあり、注文すればすぐに出てくるタパスがあって、ひとりでも大勢でも、軽く飲むのもじっくり味わうのもOKな場所。だけどそこには、スペインのスピリット、フレンドリーな雰囲気と、おいしさに対してはトコトン忠実な姿勢をもっていることが、肝心です。
この本はスペインバルのスタイルブックです。
今、日本でブームをおこしているスペインバルの魅力に徹底して迫ります。スペインバルをつくる人のため、バルを楽しむ人のため、スペインのバル業態から何らかのエッセンスを得たい人のため、その「味」と「店づくり」のさまざまをお見せします。
◎業界プロの目でみる、スペイン本場のバルスタイル
スペインのバルにも地方色があります。
地域によって、一軒一軒の個性によって、店の雰囲気もタパスのバリエーションもいろいろ。丹念な現地取材によって、全国津々浦々の人気バル、人気居酒屋をレポートします。
各地方の素材、基本のタパスや料理のバリエーション、提供方法のあれこれなど、本場のおいしい情報が満載です。
◎スタンダード・タパスの“ツボ”とは?
バルのタパスといえば、生ハム、オリーブ、トルティージャ・・・。
どの店にも必ずあり、だからこそ、その店の味のレベルを象徴するタパスです。スペイン人の生活とバルの日常に欠かせない、これら基本のおつまみ料理の“おいしさ”に徹底して迫ります。
◎各地の伝統料理に、バルメニューのヒントがざくざく
スペインバルはメニューが勝負。定番タパスはもちろん、もっとたくさんのおいしさを知りたいもの。スペインのシェフたちに、とっておきの伝統料理のなかから日本のスペインバルで提供するのにふさわしいお皿を紹介してもらいました。
◎日本の人気スペインバルの、味づくり、店づくり
日本各地の人気バルも徹底レポートします。
日本の素材を使い、日本人に愛される「スペインの味」をレシピつきで紹介。店づくりのコンセプトや、成功の次にある店舗展開への考え方などもレポートします。