レシピから製パン理論まで、パン作りのすべてを網羅した専門書。
もっとおいしいパンを焼きたいと願う、すべての人の期待に応える充実した内容です。
パン作りは単純明快に見えて、実は複雑で曖昧なもの。同じレシピで作っても、作り手によって仕上がりが大きく変わります。
どうして変わるのでしょう?おいしいパンとそうでないパンの違いはどこにあるのでしょうか?
その疑問に答え、パン作りを技術と理論の両面からサポートするのが本書です。
掲載レシピは、フランス、ドイツ、イタリアなどの伝統的なパン、食パン、カレーパン、あんパンなど日本の定番パン、ベーグルやマフィン、ドーナッツに至るまで全67種類。人気の天然酵母は、レーズン種、りんご種、ヨーグルト種の作り方を詳細にプロセス解説。
プロ必読の製パン理論は、イラストや写真、チャートを駆使してわかりやすさにこだわりました。パン好きの間で大人気の本『パン「こつ」の科学』の著者がおくる自信作です。
レシピページでは、完成写真に加え、こねるところから焼き上がりまでを細かく写真で追い、わかりやすさを追求しました。
とりわけ、こねている最中の生地の変化を詳細に紹介し、グルテンの出方などを詳しく解説。生地のつながり方、のび方を知ることで、技術がぐんと上がります。
パン作りの腕前を上げるには、どの工程でおいしさが生まれるかを知っておきたいもの。そこで必要になるのが、製パン理論です。
小麦粉やイーストなど基本材料の役割、発酵中や焼成中にパン生地の中で起こっている変化、自分の作りたいパンにはどんな製法が適しているか、などを科学もまじえて詳しく解説。写真、イラスト、チャートを添え、イメージしやすさにこだわりました。
この本には、本場フランスやドイツのパンをはじめ、イギリス、イタリア、オーストリア、オランダ、トルコ、アメリカ……と、実にさまざまな国のパンが登場し、ページを繰っているとまるで世界旅行の気分。各国パンの名前の由来のコラムも楽しく、プロ仕様の実用書でありながら、読み物としても十分に楽しめます。
*編集部だよりは、こちら