家庭でインドカレーを作るのは難しいのでは?と思っている方に、ぜひご覧いただきたいのが本書。著者が試作を繰り返し、はじめて挑戦される方でも、おいしいインドカレーが作れるレシピを作り上げました。最低限のスパイスを使い、身近な材料で作れるよう心掛け、調理時間を短縮する工夫もご紹介しています。また、より本格的な味を目指す方のためには、プラスするスパイスも書かれていますので、インド料理上級者にもご満足いただけることと思います。カレーは計63品。日本人が大好きなチキンカレーだけでも16品、その他のミートカレーが13品。人気のえびカレーは11品、その他のシーフードカレーは11品。野菜カレーが12品の充実ぶりです。
カレーはチキンカレー・ミートカレー。えびカレー・シーフードカレー。野菜カレーの3部に分けてご紹介しています。ほとんどがプロセス写真つき。レシピはていねいで、ポイントがわかりやすく書かれています。特にチキンカレーとえびカレーはプロセス写真を多く使い、ここでインドカレーの基本的な作り方がつかめるようにしています。
また、インドカレーに合わせて食べたいライスを3種、パンを2種。チャツネとライタも3種ずつご紹介しています。
インドカレーといえば必要になるのがスパイスですが、本書では、まず揃えてほしいスパイスを写真で紹介するとともに、基本的なスパイス使いを簡単にまとめた頁を作っていますので、はじめてスパイスを購入される方、スパイスを使ったカレーをはじめて作る方でも安心です。
おいしそうなカレーの写真が、これでもか、という感じで続きます。一言でカレーといっても、素材や作り方の違いによって、見た目も味も様々です。トマトをたっぷり使った赤茶色系のカレー、ココナッツミルクや生クリームを使うクリーミーなカレー、カシューナッツをブレンダーにかけて作る白いカレー、香菜やホウレン草をたっっぷり使うグリーンのカレーなど色のバリエーションも意外に多く、単調な頁にならずに済みました。器も白いもの数種類に絞り、バックの色も抑えることにより、カレー自体が引き立って見えます。
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