おやつに食べるあんパンやクリームパン、ランチにはカレーパン……。1日のさまざまな場面で気軽に楽しめる、菓子パン、おかずパン、おつまみパンは、じつはプレーンな食事パンよりも日本の食生活に浸透しているアイテムです。
本書では、食べ手から熱い注目を集める人気のパンのレシピを11店の繁盛パン屋さんに教えていただきました。登場するのは、あんパン、クリームパン、メロンパン、カレーパンの“アレンジパン四天王”のほか、タルティーヌやピザパン、クロワッサンやブリオッシュの変化球など多種多彩。ちょっとした成形の工夫で生地の食感を変化させたり、愛らしいフォルムに仕上げたり……。パンを知り尽くした職人ならではのアイデアが満載! パン屋さん必携の1冊です。
あんパンやクリームパンは、どれも同じだと思っていませんか?
人気のパン屋さんでは、こうした定番商品にもさまざまな工夫を凝らし、ブラッシュアップを重ねて差別化を図っています。
本書では、各店の定番商品を集めた「図鑑」を掲載し、生地とフィリングの組合せが一目で分かる断面写真で、1品ごとの魅力を詳解しました。また、アレンジパンの最新トレンドをまとめたコラムも14本収録。明日からの営業に役立つヒントがいっぱいです。
巻末には、補足レシピとして生地の配合や天然酵母のつくり方も、いちから掲載しました。
多彩な形や具材に目をひかれがちな菓子パン・おかずパン・おつまみパンですが、商品開発のベースにあるのは生地。「もっちり生地+ソーセージの噛みごたえあるパン」「パリパリデニッシュにカスタードクリームを包んだケーキのようなパン」などなど、パンの味は生地の個性に大きく左右されます。生地づくりにも挑戦すれば、また一歩繁盛パン屋さんに近づけます。
*編集部だよりは、こちら