※2024年9月に価格改定を行いました
フルーツは、カットの仕方や盛り付け方しだいで価値の上がる素材です。いくら高価なフルーツでも、カッティングを間違えれば魅力は半減します。反対に、普通のリンゴやオレンジも、美しくカットして添えるだけで、デザートなどをよりおいしく見せてくれる効果がうまれます。
本書では、老舗フルーツパーラーのフルーツのプロ、フルーツクチュリエの森山登美男さんに、飲食店はもちろん、ご家庭でも使えるさまざまなフルーツのカッティングテクニックと盛り合わせ、効果的なフルーツの使い方、そしてフルーツが主役のデザートを教えていただきました。取り上げたフルーツは30種余り、品種は116種と、フルーツ図鑑としても役立つ内容です。
「フルーツ別カッティング」では、各フルーツごとに主な品種を図鑑的に紹介。それぞれのフルーツのカッティングをプロセス写真付きで丁寧に解説しています。カッティングは基本的なものから、少し上級者向けのものまでさまざま。そのフルーツ単品の盛り合わせも合わせてご紹介しています。
「フルーツを盛り合わせる」では、複数種のフルーツの盛り合わせをご紹介。来客時やパーティにも役立つ内容です。
「フルーツデザート」では、アイスクリームやゼリーなどにフルーツを添えるだけででき上がる、簡単なデザートのアイデアや、パフェなどの人気のフルーツデザートをご紹介しています。
そして「フルーツパーティ」では、フルーツを主役にした5つのパーティを提案しています。
カラフルなフルーツは、それだけでも美しい素材ですが、プロの手でカットされ、盛り付けられるといっそう華やかでおいしそうです。カッティングがいかに重要かがわかります。
カッティングの手順を追ったプロセス写真は大きめで見やすく、ゆったりと配置されています。フルーツ別の構成ですので、知りたいカットが探しやすいでしょう。
複数種のフルーツの盛り合わせは、組み合わせるフルーツの選び方、色や形のバランスの取り方などが参考になります。来客時やパーティなどにもお役立てください。
フルーツのカットでもっとも一般的なのはくし形切りですが、これも、皮にさまざまな飾り切りをしたり、切り込みを入れて曲げるなどすると、たちまち楽しい印象になります。同じフルーツだけを使った盛り合わせでも、飾り切りや皮の色の違いを利用すれば、華やかな盛り付けが可能です。
慣れてきたら、オレンジやグレープフルーツのバスケットや、パイナップルのボート、メロンの飾り切りなどにも挑戦してみてください。すべてプロセス写真付きです。
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