本書は、毎日の食事を少しでも楽しいものにするためのレシピ集です。そもそも、料理は自由なもの。同じレシピでつくっても、気持ちのもちようで、どんなふうにでも変わります。だったら、楽しみながら作りませんか?
本を開くと、個性的でとびきりおいしいご飯のおかずやお酒のつまみ、日々の食事の支度がぐんとラクになる作り置きアイデア、みんなが大好きなカレー、友だちと盛り上がるための料理など、さまざまな場面で使える102のレシピがあふれ出します。おいしい調味料やスグレものの道具、使い勝手のよい台所の風景なども写真でご紹介しています。
おいしい酒の肴は、たいていご飯と合わせてもおいしいもの。
それを翌日のお弁当に詰めれば、ビールに合わせたことなんか忘れちゃう。一品作れば三通りに楽しめる、お助けレシピがざくざく詰まっています。あなたの定番料理がきっと見つかるはず。
友だちを呼んだとき、何を食べてもらいますか?
手のこんだご馳走もいいけれど、作っている最中から楽しめて、みんなで盛り上がれる料理はいかがでしょう?
例えば……
◎にんじん1本まるごとロースト(量と大きさで圧倒されて、食べると甘さとコクにビックリ!!)
◎たこのスモーク(お鍋ひとつで気軽に燻製。蓋を開けると、ほかほかスモーキーダコが出現!)
その他にも、自由でユニークなレシピが満載。これがぼくの、わたしの得意料理!って自慢したくなりますよ。
料理したいんだけど、忙しくてなかなか……という方もいることでしょう。
そういう方には、作り置きがおすすめ。
切って塩をふるだけ、ごま油やオリーブ油をかけるだけ、塩と酢でもんでおくだけ……そんな気楽で便利な保存&使い回し術をお教えします。
えっ?これだけ?なんて拍子抜けしちゃうくらい、手軽なお助けレシピがずらり勢揃いです。
きっかけは、震災でした。この本には、著者・長尾智子さんが震災以来考えてきたことが、こまやかに織り込まれているのです。自分が少し楽になるために、安心するために、料理はきっと役に立つ。102のレシピには、そんな思いが詰まっています。
料理ができるようになると、人はたくましくなるのかもしれません。たった1品でも得意料理ができれば、それはあなたの相棒。頼れる味方ができたってこと。心強いですよね、料理って。
*編集部だよりは、こちら