鶏肉は、家庭でもっとも使いやすい肉のひとつです。和・洋・中、どんなジャンルの料理にも馴染むため、食卓に登場する回数も自然と多くなります。
鶏肉と一言でいっても、モモ肉、胸肉、ササミ、手羽肉など、部位ごとに持ち味は異なりますから、それぞれの味わいを活かす料理を作りたいものですが、どうしても使う部位、作る料理は同じものになりがちではないでしょうか。
そこで本書では、この鶏肉を部位ごとに分け、それぞれご家庭でも作りやすい料理をご紹介しています。料理を作っていただいたのは、和・洋・中3人の料理人。
普段はお店でお客様相手に料理を作っているプロですが、この本ではできるだけ身近な材料を使い、できるだけ簡単に作れる料理をご紹介いただきました。
鶏肉をモモ肉、胸肉、ササミ、手羽先・手羽元、挽き肉、レバー・砂肝・心臓に分け、料理を紹介しています。部位ごとに料理が探せる使いやすい構成です。
たとえばスーパーマーケットで特売の手羽を多めに買ったら…、ダイエット中で、ササミを使った料理を作ろうと思ったら…、それぞれの部位の頁を繰ればよいわけです。
和・洋・中の異なるジャンルの料理が1冊にまとまっていることも、特徴です。日本の食卓には、さまざまなジャンルの料理が同時に並ぶことも珍しくありませんから、どうぞ自由に料理を選び、お作りください。
本のサイズはA5判と少し小さめです。
ハンディで、カバンの中にすんなり収まる大きさですから、持ち歩きにも便利。帰宅途中に電車の中で、晩ごはんのおかずを考えるのもいいでしょう。
表紙カバーは、黄系の一色刷り。タイトルが白抜き文字で入り、鶏のイラストがあしらわれています。いつまでも長く使っていただける、落ち着いたカバーです。
100品の料理はすべてカラーでご紹介。基本料理や、手順を写真で見たい料理にはプロセス写真もついています。小さくても、料理写真はもちろん手を抜いてはいません。
「おいしそう!」と思わせる写真の力は、料理本においてはまだまだ大きいと考えます。
また、一般向けではありますが、お店で使えるレシピもたくさんありますから、飲食店の方のメニュー作りの参考にもなるでしょう。料理は主菜、副菜向けのものから、酒の肴、ご飯、麺など幅広く、カフェや居酒屋などにもぴったりの料理が満載です。
*編集部だよりは、こちら