テレビや雑誌でもおなじみ、日本料理店「賛否両論」の笠原将弘氏の初のサラダ本の登場です。アイデアフルな著者の本領発揮!バラエティに富んだ、個性的なサラダが集まりました。
毎日の食卓を彩る主菜・副菜として、日本酒やビール、ワインなどのお酒に合わせて楽しむおつまみとして、あるいはパーティやおもてなしの一皿にもと、とにかく使えるサラダが満載です。日ごろの野菜不足が気になる方、家族の健康を気遣う方にもぜひお使いいただきたい1冊です。
三杯酢ドレッシングや胡麻ドレッシング、塩昆布ドレッシング、きのこドレッシングなど、使い勝手のいい自家製ドレッシングも覚えておくととても便利です。
サラダは主に主素材ごとにご紹介しています。じゃがいも、山いも、里いも、さつまいもといったイモ類。トマト、キャベツ・レタス、ブロッコリー・カリフラワー、アスパラガス・・・といったお馴染みのサラダ野菜。豆腐、きのこ、海藻などヘルシー素材。そして魚介や肉類も。作りたいサラダが見つけやすい、シンプルな構成です。
数あるドレッシングの中で、さまざまなサラダに使える使い勝手のよい6つを、「おすすめドレッシングベスト6」として、まとめてご紹介しています。とりあえずドレッシングを作りたいという方は、この頁をご覧ください。
どれも、野菜の色の美しさを再認識していただける写真です。
トマトやニンジンの赤、青菜やブロッコリー、レタスなどのさまざまな緑、じゃがいもや大根の白など、自然の作り出す色の美しさに見とれます。それをもっとも感じるとこができるのは、「色サラダ」でご紹介している5色のサラダ。
たとえば「赤のサラダ」には、トマト、イチゴ、赤パプリカ、紅芯大根、金時ニンジンが使われ、ドレッシングもすりおろした赤パプリカや梅肉で作る赤いドレッシング。見た目だけでなく、もちろん味のまとまりも完璧です。
この他に白、黒、黄、緑のサラダがあり、野菜の切り方や盛り付け方、味のバランスがそれぞれよく考えられています。
ただし、そこはやはりプロですから、アイデアや盛り付けなどにはやはりプロらしさが感じられます。一般向けの本ではありますが、料理屋、居酒屋、カフェといった飲食店の方にも充分にご参考になる内容かと思います。
たとえばお馴染みのポテトサラダも、いぶりがっことマスカルポーネ、酒盗やわさび漬けが使われていたり、あるいは醤油風味のテリーヌ仕立てになっていたりと、楽しくておいしいアイデアが随所にちりばめられています。どれもそんじょそこらのポテサラではありません。
*編集部だよりは、こちら