おいしいドリンクは、飲む人の気持ちまで変えてくれる力があります。食事やお菓子の時間をもっと豊かに、もっと楽しく。とにかく喉がかわいたときに。ほっと一息つきたいときに……。
本書は、どんなシーンにもぴったりのドリンクを見つけられる、お役立ちレシピブックです。指南役は13店の人気カフェ。お酒代わりになるノンアルコールカクテルやソーダ、フルーツや野菜のスムージー、デザートドリンクに、いま注目のジンジャーやビネガーを使ったドリンク、定番のコーヒーやお茶を使ったドリンクまで幅広く網羅し、102のレシピを掲載しました。
レシピばかりでなく、オリジナルのドリンクレシピを考えるための情報もいっぱい詰まっているのが本書のもう一つの魅力です。たとえば、ドリンクの基本となるテクニックは10種類。フルーツビネガー、ジンジャーシロップ、エスプレッソにネルドリップのコーヒー、濃く煮出してつくる紅茶やほうじ茶……なかには少々難易度の高いプロならではの技術もありますが、これらのベースをおいしくつくることができれば、合わせる液体次第で無限にバリエーションを生み出せます。また、「(フルーツ+ハーブ)÷ソーダの方程式」「ノンアルコールカクテル、おいしさの『こつ』」といった、レシピ開発のヒントとなるコラムも満載です。
すっきり、喉越しのよいドリンクのイメージに合わせ、背景の色も、イラストや各章のテーマカラーもペールトーンでまとめています。グラスに入った液体の美しい色合いや、しゅわしゅわと立つ泡の質感を眺めているだけでも、なんだかリフレッシュできそう……。それぞれに魅力的なドリンクの表情に惹かれ、きっと自分でもつくって飲んでみたくなるはずです。
*編集部だよりは、こちら