1997年の刊行のロングセラー『フードラッピング』の著者による、新しいラッピングアイディア集です。
ホールパイ、パウンドケーキ、キャンディー、角箱、丸缶などを包む基本の包み方から丁寧に解説。更に著者らしいシンプルでセンスあるアイディアをちりばめて、贈るのも、もらうのも楽しくなるラッピングが満載です。
合わせて、手土産にしたい普段使いのクッキーやジャム、スコーンやグラノーラ。バレンタインや誕生日など特別な日に贈りたいとっておきのチョコレート菓子やケーキなど、個性的で喜ばれるお菓子も多数ご紹介しています。ウエディングやハロウィン、誕生日など、人が集まるパーティの楽しい演出もぜひご参考に。
大きく3部構成になっています。最初の「基本の包む」では、ホールパイやそれを切り分けたピース、パウンドケーキの包み方、角箱、丸缶、袋包み、そして飴菓子やびんの包み方など、これさえ覚えておけば、いろいろなものが包めるという基本の包み方を中心に、プロセスつきで丁寧に解説しています。
次の「贈るアイディア、飾るアイディア」には、旅先や街中で著者のアンテナに引っかかったおもしろい包み方や紐掛け、折り紙や風呂敷包みの応用など著者らしいアイディアがたっぷり。最後の「人が集まるラッピング」では、ウエディング、誕生日、クリスマスなど、友達や家族が集まるパーティの楽しみ方のアイディアを、ラッピングと合わせてご紹介しています。
包み方やリボンの掛け方は、完成写真と文章だけではなかなかわかりづらいものです。本書では、できるだけわかりやすいように、手順を写真とイラストでご紹介しています。箱や缶の包み方など、写真のほうがわかりやすい場合は写真で。紐掛けや折り紙など、イラストのほうがわかりやすい場合はイラストでと、使い分けています。
ラッピングペーパーやラベルのシール、紐などのラッピング資材はシンプルな業務用や事務用を多用しています。身近な材料でもアイディアしだいで素敵なラッピングが可能なことが分かります。あとはご自分の好みのペーパーやリボンに置き換えて、自分らしいラッピングにアレンジするのもいいでしょう。
本書はまた、お菓子のレシピ集としても魅力的です。作ったら、絶対誰かに贈りたくなるお菓子ばかり。たとえば「自分で作るお好みマカロン」や「フラワーフレーバーの砂糖菓子」など、贈られた方の笑顔が浮かびます。