お通しから、〆のご飯まで、日本各地の人気居酒屋のメニュー全1500品を収録。お店の新商品を作りたいとき、日替わりメニューや季節の献立作りに困ったときに、ぜひ役立てていただきたい1冊です。
料理を(1)魚介、(2)肉・卵・乳製品、(3)野菜、(4)珍味、(5)鍋・汁、(6)ご飯・漬物に分類し、メインの食材で選べるように50音順に食材を並べて編集しました。
頁をめくれば、酒に合うおいしそうな料理がつぎつぎと登場。晩酌のお供で迷ったときにも、ぱらぱらと開いてみてください。今日の気分にぴったりの料理を、1500品のなかから選ぶのもおすすめです。
居酒屋の料理とうたっていますが、1つの食材だけで簡単につくれるつまみから、前もって仕込みが必要な手のこんだ料理まで、実に多種多様な料理が並んでいます。メインは和食ですが、エスニックや洋風の料理も。この盛りだくさん感も本書の魅力のひとつです。
本章で紹介した料理は、居酒屋だけでなく、和食店や割烹、旅館などでも充分活用していただけるはず。
※本書は既刊の『酒菜』『続・酒菜』『酒菜3』を新たに構成、編集して1冊にまとめた総集編です。
第1章・魚介の酒菜は「魚」「貝」「イカ」「海老」「かに」「すり身」「複数の魚介」に分けて、それぞれメインの食材を50音順に並べました。
第2章・肉、卵、乳製品の酒菜は「鶉・鴨」「牛」「鶏」「馬」「豚」「羊」「卵」「乳製品」に分類。
第3章・野菜の酒菜は「野菜(キノコ、海草含む)」「山菜」「加工品」に分けて、メインの食材を50音順に並べました。
第4章・珍味、第5章・鍋、汁、第6章ご飯・漬物も同様です。
各章とも料理写真と作り方、というシンプルな要素で頁を構成しています。ところどころにコラム頁を設けて、日本酒や焼酎などの知識、専門店の技術(おでん、やきとり、串揚げ、内臓料理)を収録しました。
1頁3品というコンパクトなレイアウト。1500品すべてに料理写真がついているのでどんな料理か、どのような盛りつけなのか、ひと目でわかります。
初出の材料名は朱色の文字で表わしました。また、各章ごとに色違いのインデックスをつけているので、小口からも色が識別でき、目当ての食材が探しやすくなっています。
そしてなにより驚くのが、3cm超えという本の厚さ。書屋さんの棚ざしになっても、よく目立つはず。背表紙の書名が縦組みでなはく、横組みであるところからも、その厚さを想像していただけるはず。
これだけの厚い本なので、丈夫で開きやすいPUR広開という製本方法をとっています。もちろんスピン(しおりひも)付きで便利さを重視しました。
*中央に入った縦縞は製本のずれではなく、デザインの一部。乱丁ではないので、ご心配なく。
その後『続・酒菜』『酒菜3』が続けて出版されて、3冊はロングセラーとして世代を超えて愛用されてきました。このたび、この3冊の『酒菜』を1冊に再編集してお届け。より使いやすくし、章立ても大きく変えました。
一番のウリは、1500品の料理をオールカラーで解説して1冊1800円というコストパフォーマンスの高さ。毎日1品作ったとしても、すべて制覇するまでに4年近くかかります。
金額に換算すると1品あたり1.2円。そして、眺めているだけでもとても楽しい! 頁を開くと、今まで自分のレパートリーにはなかった料理に、必ず出会えるはずです。
*編集部だよりは、こちら