献立の各項目と基礎調味料に焦点を当てる日本料理の基礎シリーズ第3弾。
今回料理編では「煮物」と複数種の煮物を盛り合わせる「炊合せ」を、調味料編では煮物には欠かせない「みりん」、さらに同じく甘みをつけるのに用いられる「赤酒」について取り上げます。
煮物の章では、大阪、京都、東京の名店が作る逸品を「魚介」「野菜」「乾物など加工品」「肉」の4つのジャンル別に、ジャンル分けの難しい炊合せは応用編として掲載。
みりんと赤酒については、それぞれ愛知県と熊本県の醸造元を訪問し、同じような外見と使われ方でも、まったく違う製法上の差をレポートします。
カラーページでは料理の完成写真を数多く掲載するだけでなく、代表的かつ特徴的な煮物の調理プロセスや、鍋の図鑑、タワシの産地ルポルタージュなどものせ、眺めていて楽しい内容に。また、モノクロページの料理の作り方にも写真を入れて、料理の各パーツが献立名のどれにあたるのか、わかりやすく丸数字で示しています。
献立特集の雑誌と素材特集の雑誌を一つにまとめたようなスタイルで、シリーズを通して揃えるとなお便利な単行本です。
*編集部だよりは、こちら