バル・ビストロが人気です。ワインが大衆化し、食中酒として日常に定着してくるにつれ、バル・ビストロは居酒屋的な利用も吸収しはじめました。
業態も、肉料理が主力の「肉バル」、魚料理が中心の「魚バル」、和食とワインを組み合わせた「和風ビストロ」など、多様化・細分化。
料理は、よりボリューム感とカジュアル感が重視され、すぐれたコストパフォーマンスが求められています。
本書では、本格フレンチをカジュアルに提供するビストロから、ボリューム満点の肉料理が売りの店、小皿料理&鉄板焼き、中国料理×ワイン、エスニック×ワインなど、ユニークなコンセプトで展開する16店の店づくりと料理を紹介。
本のタイトルとなっている「ワイン食堂」とは、ワインと料理を楽しむお店を指します。
もはやバル・ビストロという言葉では括りきれなくなっている、昨今のワインを扱うお店のすべてをこの言葉で表しました。
多様化するバル・ビストロ業態(料理)を、以下の4つのジャンルに分けて紹介。
時代の先端をいく16店の個性豊かな店づくりとメニューを、この1冊に詰め込みました。
■ 豪快ビストロ料理
ボリューム満点、優れたコストパフォーマンスで人気のビストロ。
■ シェアするフレンチ
グループやカップルでシェアして食べる、カジュアルなフレンチ。
■ 個性派ワイン食堂
そうざい×ワイン、ベーカリーレストラン×ワインなど、新コンセプト店。
■ ワインとエスニック
エスニック×ワイン、中華×ワイン、和食×ワインの店。
バル・ビストロ料理には流行があります。
数年前はタパスやピンチョスなど小粋な小皿料理が注目されてきましたが、今話題をさらっているのは食事性の高いメニュー。
ボリューム満点の肉・魚料理、野菜たっぷりのサラダなど、高品質で、カジュアルで、お値打ち度の高いメニューが求められています。
本書では、人気店の売れ筋メニューを1/2〜1頁大のカラー写真で紹介。その数154品。
パラパラと眺めるだけでも、バル・ビストロの“今”をつかむことができるはず。
それぞれの章末には、掲載料理の詳細なレシピも記載しています。