使えるレシピシリーズ第5弾!
家庭にもお店にも、必ずといっていいほど常備してある野菜のひとつであるじゃがいもを使った、プロの料理人によるレシピ集。じゃがいもは日持ちもよく、どんなジャンルの料理、調理法、味付けともなじみやすい便利な素材です。
和食、フレンチ、イタリアン、中華の4人のシェフが作る本書のじゃがいも料理は、どれも家庭で作れる簡単さながら、お店でも充分使える完成度の高さ。基本的な技法や伝統的な料理から、料理人の自由な発想から生まれたアイデア料理まで、幅広くご紹介しています。
毎日の食事作りはもちろん、お酒のおつまみとして、あるいはちょっとしたおもてなしにも使える料理もありと盛りだくさんで、バラエティに富んだ内容です。
「サラダ」「おつまみ」「フライパンで作る」「オーブンで作る」「揚げて作る」「煮て作る」「汁物・スープ・蒸し物」「ニョッキ・麺・水餃子・米料理」「デザート」に分けて料理をご紹介。
サラダでは、通常のポテトサラダのイメージを裏切る新しいサラダをご紹介しています。
たとえば薄くスライスしたじゃがいもを沸騰した湯でさっとゆで、しゃぶしゃぶ豚肉と春菊とともにヨーグルトや豆板醤で作るソースをからめるしゃぶしゃぶ仕立ての中華風サラダ。
あるいは細切りにしたじゃがいもを竹の子や水菜と合わせ、太白胡麻油や塩昆布で和える和のサラダなど、簡単で意外性のあるものばかり。酒の肴にもぴったりです。
今回の表紙カバーは新じゃが色です。中はでき上がりの料理写真に添えて、レシピを掲載する使いやすいレイアウト。基本的な料理、あるいは文章では分かりづらい工程には、プロセス写真をつけています。またレシピには、「ポイント」として、おいしく作るための注意点やコツを記しています。
でき上がりの料理写真を見ると、じゃがいもという素材の優秀さにあらためて驚かされます。形状ひとつ見ても、塊あり、角切り、薄切り、細切りあり、マッシュやペーストありと実に多彩。他の野菜と組み合わせても、肉や魚介と合わせても、すんなりとなじんでしまいます。
じゃがいもに限らず、「火の通し加減」は料理のおいしさを決める重要な要素。プロと素人の料理を分ける大きなポイントでもあります。
まったくプロと同じというわけにはいきませんが、ここに注意を向けるだけでも、料理の仕上がりが大きく違ってくるかもしれません。
また、定番料理と、ユニークなオリジナル料理の両方をご紹介するのが、このシリーズの特徴でもあります。本書でもニョッキやグラタンといったおなじみの料理とともに、楽しい創作料理を多数ご紹介しています。
*編集部だよりは、こちら