2007年小社刊行『カレーのすべて』の続編というのがコンセプト。
国別では、近年多く見られるようになったインドの各地方独特のカレーや、ネパール、スリランカのカレーを増強し、野菜や魚のカレーのレシピを積極的に収録。
一方、日本式のカレーにおいては、自分ならではの独自の味と店造りにはげむカレー店主人や、スープカレーや焼きカレーなどの地方発信のオリジナルカレーを取り上げました。
さらに割烹やバー、フランス料理店などが、独自のテクニックを駆使して作るカレーなど、広くて深いカレー文化とそのレシピを紹介。
またコラム記事ではカレー店を将来開きたい人向きに、営業上必要な許可や販売できるアイテム、衛生上の注意点などについて解説します。
1章ではスパイスの使い方とインディカ米図鑑、さらに米料理をはじめとするカレーに添える主食のレシピを、2章ではインド、パキスタン、ネパール、ミャンマー、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、スリランカのカレーを、3章では各国料理文化にまたがるカレーを取り上げました。
4章から6章は日本のカレーがテーマで、4章が店主オリジナルのカレーとその店造り、5章が札幌のスープカレーと門司の焼きカレー、6章が洋食店やホテル、割烹料理店など、各種業態の店で提供するカレーが対象。
7章ではカレーに添えるタンドールで焼くチキンやケバブ、サブジ、チャツネなど、8章では食後のデザートとお茶のレシピを紹介します。
できあがりの料理写真を左ページ、レシピを右ページに配置して、見やすいように見開きで納まるように配慮。
料理によっては調理工程もカメラに収めて掲載しました。
一方ターリのようなひとつのプレートに複数の料理を盛りつけるスタイルのカレーの場合は、料理写真は見開き2ページをとって大きく紹介しています。