サントノーレ、エクレール、サバランといった日本でもなじみのあるフランス菓子や、日本的な洋菓子の代表格であるショートケーキなどの“定番ケーキ”を、もっとおいしく、もっとバラエティ豊かに提案するための技術やフルーツ使いのアイデアを紹介。
教えてくれるのは、パティスリー業界の注目世代の1人、東京・用賀の人気店「リョウラ」のオーナーシェフ・菅又亮輔さん。30品超のケーキのレシピを各パーツの仕込みから組立てまでていねいに解説するほか、基本の生地(12種類)とクリーム(6種類)のつくり方もレクチャー。
パティシエの卵にも、アイデアを探している現役パティシエにも役立つ技術書です。
クリームや生地の質感などディテールがしっかりと伝わり、パーツ構成もひと目でわかるように、ケーキの仕上がりは大きなメインカットと断面写真の2つのビジュアルで紹介。
パーツの仕込みや、組立て・仕上げのプロセスも、詳細なレシピと豊富な工程写真でわかりやすく伝えます。
つくり方には「Point」となる部分の解説を添え、また、随所に商品開発に役立つミニコラムを設けるなど、菅又さんならではのケーキづくりの理論や勘どころを余すことなく盛り込みました。
ケーキのバリエーションを紹介するカタログ的なコーナーや、店づくりに関するコラムも必見です。