“クッキーに特別な混ぜ方があるの?”
同じレシピ(配合)のクッキーで、ただ混ぜたものと本書の混ぜ方で作ったものを比較したところ、生地中の気泡などで明らかな違いが出ました(撮影・分析協力は食感研究の第一人者、岐阜大学の西津貴久教授です。本書p.21より)。
ただ混ぜただけでもおいしいクッキーは作れますが、さらにワンランク上の仕上がりをめざす方は、ぜひ本書の作り方をお試しください。驚くほどに粉とバターの風味が引き立ち、サクサクッさらさらの食感、口の中で生地がほどけてすーっと消える、余韻まで心地いい極上のクッキーに仕上がります。
・泡立てながら混ぜる→「泡立て混ぜ」
・粉を刻むように混ぜる→「クッキー混ぜ」
・圧力をかけてきめを整える→「ミトン流フレゼ」
基本の混ぜ方はこの3つです。この3つの混ぜ方&変化形を組み合わせてすべてのクッキーを作ります。
これまで作り手の経験値に頼っていた生地の仕上がりも、3つの混ぜ方に分解・集約したことで、途中の経過がわかりやすくなり、さらに再現性が高まりました。
基本の3つの混ぜ方&変化形は、WEB動画の解説付きです。