◎料理レシピ本大賞 in Japan 2021 こどもの本賞 受賞!
子どもに料理をつくる経験を積ませたいと考える親御さんが、増えているとか。将来役立つ技術が身に着くばかりでなく、食材についての知識を深めたり、「食べる」ことについて考えるきっかけになったり。そして、人と人とを結ぶコミュニケーションツールにもなり得る料理。その力に、多くの大人たちが気づきはじめているようです。
そんな需要にも応える本書は、小学校低学年のお子さんから使える、子どものための料理本です。掲載料理は54品。どれも大人が食べてもおいしいものばかりです。料理をつくってくれたのは4人のシェフたち。テレビや学校、料理教室、そして自身の子どもたちに料理を教えた経験が本書にも活かされています。
【料理を教える料理人】
秋元さくら(モルソー)、宮木康彦(モンド)、
笠原将弘(賛否両論)、菰田欣也(4000チャイニーズレストラン)
子ども向けだからといって、本づくりにいっさいの妥協はありません。いえ、子ども向けだからこそ、おいしさを伝える料理写真、わかりやすいレシピの書き方やプロセス写真、つくりたい気持ちを邪魔しないデザインやレイアウトなど、いつにも増して、細部に注意を払ってつくりました。
料理は、子どもたちが好きなものを中心に選び、本の構成はシンプル。「食パンでつくる」「パスタ料理」「白いごはんに合う、おかずと汁もの」など、もくじの見出しから、つくりたい料理がすぐに探せます。ほとんどの料理が1見開き完結で、完成の料理写真、レシピ、つくり方のポイント、工程写真がこの中に収まります。つくり方の説明は、できる限り平易な表現を心掛け、漢字はすべてルビつきです。
*編集部だよりは、こちら