チュイルやパウダー、泡や液体――。
料理は、テクスチャーや色、造形の異なるありとあらゆるパーツによって彩られます。
本書では、フランス、イタリア、スペイン、デンマークと各国の料理に学び、自己表現を確立した4人のトップシェフたちの手から生まれる、実に多彩な88品の料理のパーツを収録。一つひとつのパーツにフォーカスし、その作り方や活用例はもちろん、色や触感、調理難易度に至るまで、図鑑のように解説します。これらのパーツについて知り、自分の“モノ”にすることは、すなわち料理におけるボキャブラリーが増えるということ。
料理のいち構成要素に過ぎなかったパーツを主役にした一冊で、ここは一つ、料理のボキャブラリーを増やしてみませんか?
1ページにつき1点のパーツの写真と作り方、さらには色、触感、保形性、調理難易度を掲載し、隣のページには活用例として、そのパーツを使った料理の写真を掲載しています。
全200ページを通して色とりどり、形さまざまなパーツに彩られ、ページをめくるだけで楽しくなってくるような一冊となっています。
後ろには「触感別」「色別」「主な材料別」の索引も用意し、「サクサクした触感を表現したい」「赤い色味を料理に足したい」といったニーズにも応える造りをめざしました。
◆担当編集者より
さまざまなレストランに食事や取材に行くたびに、「このパーツは一体どうやって作るのだろう」「こういうパーツ、最近よく見るなぁ」といった気づきや疑問があり、料理のパーツそのものにフォーカスした、図鑑のような、事典のような一冊が作れたら、と考えるようになりました。肉や魚、野菜など、主役についてのレシピ本は数あれど、「添え物」「あしらい」「アクセント」と呼ばれ、決して主役にはなれないパーツにフォーカスした本は、他に類例がないのではないでしょうか。
*編集部だよりは、こちら
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