日本の魚介をテーマにした、新感覚の魚介料理の本。
日本ならではのガストロノミーを発信するうえで魚介は最強のコンテンツです。
フレンチ、イタリアンの定番料理や既存の高級魚の概念に縛られず、四季折々の日本の魚介にじかに向き合い、柔軟な発想でその個性を深めたら、どんなお皿が生まれるでしょう?――季節感とオリジナリティ、誰もが納得のおいしさをもつ計87品(先付け感覚のスターターから、季節感を伝える前菜、魚の持ち味をじっくり伝えるメインまで)を、5人のシェフが紹介します。
■魚介の個性を引き出す、さまざまな視点
料理を紹介するシェフは5人。そのバックボーンは、フレンチ、イタリアン、スパニッシュ……とそれぞれです。西洋料理の技術をベースとしながら、独自の視点で日本の魚介と味覚文化を生かし、おいしさを創造します。
87品のコンセプトの中に、料理の技術やアイディアはもちろん、地方ガストロノミーの可能性、持続可能な料理への取り組みなど、さまざまなテーマが見て取れます。