柴田書店がプロデュースするフードビジネス情報サイト 「FOOD LABO」 の人気連載 「人気グルメの解剖学―錯覚の美食」 を書籍化した 『超人気グルメのぶっちゃけ解剖学』。
紙版、電子版ともに売れ行き好調につき、連載時に最も反響の大きかった 「ラーメン二郎」 の章を、ただいま無料配信中です。
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なぜあのグルメが売れてるの? なぜ行列してるの? なぜ食べてしまうの? なぜ身体によくないの? 食に関するそんな疑問を抱くことはありませんか?
本書は、巷で売れに売れまくっている料理や食品をクローズアップし、そうした“なぜ”を、栄養学、生理学、マーケティングの視点で学者3人が紐解いています。
パンケーキは1300kcalもあるけれど女の子はなんで行列するの? ノンアルコールビールにエタノールを混ぜてみたらビールになるの? 回転寿司のネタは本当に“もどき”が多いの?……。この本を読めば、いろんな疑問が解消されますよ、きっと。
■ラーメン二郎
脳内でのドーパミン放出が増加して「もっと食べたい」欲求が増えます。さらに、麻薬様物質である脳内β-エンドルフィンの放出も増え、その結果「また食べたい」という欲求が出てきます。
■パンケーキ
ブレックファスト(breakfast)は、飢餓(ファスト)を打ち破る(ブレイク)ためのごはんだから、量やカロリーを気にせず食べていいという考えもあります。
■俺のフレンチ
肝心なのは常にギュウギュウに人が入っている状態を開店から閉店まで維持できること。
■丸の内 タニタ食堂
仮に国民の10人に1人が食べるとして、ざっと計算しても、119年もかかります。
■ノンアルコールビール
ビールと違う材料でつくったものと、同じ材料でつくったノンアルがあるけど、ぶっちゃけ、どっちがおいしいの?
その他、6つのヒット商品について“なぜ”を紐解いています。
たとえばラーメン二郎の「並盛りマシ」は1杯1600kcalで脂質の割合は60%。一方、通常の醤油ラーメンは1杯500kcalで同39%。二郎のラーメン1杯は通常の醤油ラーメン3杯分くらいのエネルギーを摂取していますが、そうした栄養値やエネルギー値をわかりやすく図表で紹介。
またカップ麺、ハンバーガー、牛丼ではどれが一番栄養バランスがいい?といった疑問も図表で詳細に示しています。
◎ラーメン二郎・・・・・・1杯1600kcal、脂肪が6割を占める/「上あご」は生殖器と同じ快感を得ている!? 他
◎パンケーキ・・・・・・パンケーキってホットケーキのこと?/パンケーキ大好き女子ってどんなタイプ? 他
◎俺のフレンチ・・・・・・看板メニュー「ロッシーニ」の原価率は実に95.2%/行列するほどの人気ぶりがサービスの低下を招く 他
◎ノンアルコールビール・・・・・・原材料がビールと「同じもの」「違うもの」/おいしさを追求するならオールゼロは難しい 他
◎ハンバーガー・・・・・・モスバーガーは日本の食スタイルを意識して商品開発/マクドナルドが「西」と言えば「東」と言え! 他
◎丸の内 タニタ食堂・・・・・・あぁ、パサパサはありがたい/研究の積み重ねが生んだ定食/タニタ食堂 VS 中年男性 他
◎コンビニスイーツ・・・・・・スイーツのカロリーは250kcalが基準/弁当のセブン-イレブン、スイーツのローソン 他
◎トクホ炭酸飲料・・・・・・体に効果があるのはどれ?/トクホ炭酸飲料は健康な人向けではない? 他
◎食べ放題・・・大人2人子供2人で牛丼13杯分を消費!!/水分量が多い食品ほどダイエットに効く? 他
◎カップ麺・・・・・・カップ麺を食べてすぐ寝ると気持ち悪くなるのはなぜ?/ペヤングソースやきそばの特殊な立ち位置 他
◎回転寿司・・・・・・シャリの重さはネタによって増減させている!? /ビンナガマグロは回転寿司のNEWヒーローだ! 他
※柴田書店公式サイト『FOOD LABO』の連載「錯覚の美食―人気グルメの解剖学―」の掲載分をもとに、大幅に加筆訂正をして再構成したものです。