「儲けの源泉は店舗にある」
現場をあずかる店長をバックアップし、より収益が高まるように導く上司の存在がエリアマネジャーであり、店長とエリアマネジャーの強力なタッグこそ、企業が成長するための最大の原動力。
本書は、日本の外食産業においてどこかあいまいな存在であるエリアマネジャーが果たすべき役割を中心に、現場で不可欠なオペレーション技術とマネジメント技術の中身、それを組織全体に浸透させるために必要な取り組みについて詳細に解説にします。
ますます激化する外食マーケットの競争を勝ち抜くための、強い現場づくりのノウハウが詰まった一冊です。
※本書は『月刊食堂』2015年3月号〜18年9月号まで連載した「エリアマネジャー育成講座」を加筆・再構成し、まとめたものです。
「強いオペレーションラインの条件」「コミュニケーションと情報共有」「エリアマネジャーの指導」「トレーニングと人材育成」「予算管理のあるべき形」の5つの章で構成。ワークスケジュール表、売上げや客数関連の週間管理表など帳票類のモデル例も掲載し、現場を預かる店長や、店の課題解決に向けて店長を後押しするエリアマネジャーに求められる、オペレーション技術やマネジメント技術、またその指導のポイントなどをわかりやすく解説。
著者は大手外食企業のロイヤル(株)で「ロイヤルホスト」全国展開の陣頭指揮をとり、多くの店長、その上司であるエリアマネジャーや経営幹部を育成してきました。外食チェーンの専門コンサルタントに転じてからも現場目線を貫き、30年間にわたる指導のなかで目覚ましい実績をあげています。
本書がテーマに掲げる“エリアマネジャー”は、強い店づくりと企業成長のキーマンといえる存在。エリアマネジャーが育ち、店長と適切な関係が築けてこそ、1店1店が高い競争力を持った、本当に強いチェーンになるのです。そんなエリアマネジャーの役割を明確にし、しっかりと機能させるための実践的なノウハウが本書には詰まっています。
大規模なチェーン展開を志す外食企業のみならず、支店経営を含めて「1店1店の競争力を高めたい」と考える外食マン必見です。