コーヒーのこと、本当に知っていますか?
「ドリップは"の"の字に注ぐべし」とか「深煎り豆ほどカフェインが少ない」など、とかくコーヒーには蘊蓄がつきもの。でも、それって本当なのでしょうか?
本書はそうした根拠があいまいなコーヒー論に科学の視点で軽快に斬りこみます。これまで疑問に思っていたことの答えがきっとみつかるはずです。
コーヒーを語るうえで欠かせない基礎知識や用語の意味ももれなく盛りんでいます。コーヒー愛好家、プロは必読です。
科学といっても難しく考える必要はありません。
身近な疑問に著者が答えるQ&Aスタイルで、全87の素朴な疑問に科学をからめ、わかりやすく説明します。
たとえば、
◎コーヒーの果実はどんな工程を経て一杯のコーヒーになるのですか?
◎コーヒー生豆はどんな成分で構成されていますか?
◎コーヒー豆を挽く目的は何ですか? 粉の大きさの種類の種類と主な用途を教えてください。
◎異なる種類のコーヒー豆を混ぜるブレンドの目的は何ですか?
◎コーヒーの賞味期限はどのように設定されていますか?
◎誰がどんな形でコーヒーの生産に携わっていますか?
ユーモラスなイラストを多数添え、身近にある科学に焦点を当てています。
プロでもアマチュアでも、誰が読んでも楽しめる内容です。
科学は昔ながらの方法論の合理性を分析・検証できるひとつのスケールになり、おいしさを追求するためのひとつの助けになりうるのです。
科学の視点をもつことで、マスターの職人技の必然性が理解できたり、コーヒー業界で一般的とされる常識に根拠がないことがわかったり、コーヒーを正しく知るための基礎が築けます。
本書の楽しくてわかりやすいイラストは、近づき難い科学を身近なものにしてくれます。ぜひ手にとってみてください。コーヒーの新たな一面が見えてくるはずです。