フランスには、一つの村に一つのチーズがあるといわれるほど多種多様なチーズがあり、その数は数百種類にもおよびます。
本書では、A.O.P.に認定されたチーズはもちろん、伝統的な製法で作られているチーズ、また作り手が少なくなった希少なチーズなども紹介。その数約200種類。解説文には、チーズの製法や味わいのみならず、歴史や文化的な側面に触れています。
チーズ販売業者や料理人、ソムリエ、レストラン関係者といったプロからチーズ愛好家まで、幅広い層に楽しんでもらえる一冊です。
※本書は2000年に出版された『フロマージュ』をベースに、新たな企画として撮影、テキスト作成を行ない、構成したものです。
農家製、修道院製、工場製など多種多様なフランスのチーズ約200種類をアルファベット順に掲載。それぞれ形状や乳の種類、乳脂肪分といったデータとともに、そのチーズの歴史、製法、味の特徴などを解説しています。
いくつかの主要なチーズに関しては、著者が生産現場を訪ね、製造工程も写真を添えて解説。生産者への取材を通して、フランスの食文化、チーズ文化も紹介しています。