1985年に函館にスペイン料理店「レストランバスク」を開き、いち早く本格バスク料理を日本に伝えてきた著者。
修業時代を過ごしたスペイン・サンセバスチャン(美食の街として知られる町)のバル文化のエッセンスを伝えようと、2004年に地域の仲間たちと「函館西部地区バル街」というイベントをスタートし、年2回の町の名物に成長させました。2009年には「世界料理学会 in HAKODATE」を発足して、世界の名だたるシェフたちを招聘。これらの取り組みは、料理界に新たなネットワークを生み出し、地方自治体からは「お手本」として注目を浴びています。
いまや全国に広がった「バルイベントによる町おこし」の核心は? 「食を通じて人と人がつながる」「料理人が社会に貢献する」という理想の源にあるのは? さまざまな出会い・出来事を振り返りながら、「料理人にできること」を語ります。
[目次]
1 至福のイベント「バル街」
2 バル街に込められた真の目的
3 美食の聖地が教えてくれたこと
4 料理人の新たな扉
5 地方だから本格料理「レストラン・バスク」
6 世界料理学会
7 美食倶楽部
8 味覚の源泉
発行年月 | 2019年8月31日 |
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判型 | 四六 |
頁数 | 252頁 |
著者 | 深谷 宏治 著 |
ISBN | 978-4-388-35356-9 |
著者紹介