世界の食トレンドがさまざまに移り変わろうと、常にガストロノミーの中心に位置し、大きな影響力を誇るフランス料理。その歴史を彩る巨匠シェフとフランスの地方で店を営む計29人のロングインタビューをまとめたのが本書です。
寝る間を惜しんで技術の習得に励んだ修業時代、若き日の苦悩や挫折、人生の大きな転換点、ミシュランの星を巡る戦い――後に世界的な注目を集める料理人たちの知られざるエピソードが、ふんだんに語られます。

本書は『月刊専門料理』の連載「フランス 巨匠からのメッセージ」（2014年1月号〜2015年3月号）と「フランス 地方を巡る旅」（2016年4月号〜2018年4月号）をまとめたものです。


【登場するシェフ】
・グランシェフ編
ミシェル・ゲラール／ミシェル・ロスタン／ギィ・マルタン／アラン・デュトゥルニエ／ジャック・マキシマン／ミシェル・トラマ／クリスチャン・コンスタン／オリヴィエ・ロランジェ／アラン・デュカス／パトリック・ジェフロワ／ギィ・サヴォワ／マルク・ヴェイラ／ジョルジュ・ブラン／ピエール・ガニェール／アラン・パッサール

・地方レストラン編
ルネ & マキシム・メイユール／オリヴィエ・ベラン／マウロ・コラグレコ／アレクサンドル・ゴーティエ／オリヴィエ・ナスティ／アレクサンドル・ブルダス／エマニュエル・ルノー／ミッシェル & セザール・トロワグロ／アレクサンドル・クイヨン／アルノー・ラルマン／ジル・グジョン／ローラン・プティ

フランス料理を代表する15人のグランシェフ、そしてフランスの地方で活躍する14人のシェフたちのロングインタビューを、1人あたり8〜12頁を使って余すところなく掲載。プロの料理人を対象とする『月刊専門料理』でのインタビューゆえ、現在のフランス料理が抱える課題や、未来のフランス料理についての提言など、時に鋭い指摘も。一時代を築いたシェフたちの言葉は、料理人だけでなく、多くの人の心に響くはずです。

すべてフランス現地で取材・撮影しており、店内はもちろん、通常は入れない厨房やスタッフのオフショット、街やマルシェ、農園や漁港の様子を写した写真も満載。それらを見ながら、遠いフランスに思いを馳せるのも楽しいかもしれません。