ザ・バーガー
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2011年11月OPEN店づくりで大事にしているのは、どんなことですか?注文を受けたハンバーガーをつくって提供するだけの、味けない店にはしたくないという思いがあって、開業時から接客・サービスにも力を入れてきました。開業から1年ほどはメニューを絞り込み、好みのオーダーにもきめ細かく対応できるようにするとともに、ハンバーガーをつくる以外の時間は1人ひとりのお客さまとできるだけコミュニケーションをとることを心がけました。現在も、初来店のお客さまにはおすすめのメニューをきちんと説明します。タオル地のおしぼりを出す、入退店時のあいさつはスタッフ全員で行う、お客さまと会話する際は目線を合わせるといった当り前のことを大事にし、気持ちよく過ごしていただけるように努めています。また、ハンバーガーは1000円(ピクルスとフレンチフライ付)〜とできるだけ価格を抑えて気軽さを打ち出し、25坪40席の店内にはバーカウンターを設置したり、自身をバーテンダーと謳ったりして、お酒を楽しめることもアピールしています。理想とするハンバーガーについてお聞かせください。ハンバーガーは全体のバランスが大事、とよく言われますが、当店では肉(パティ)に照準を当て、肉を主役に味わえるような構成を意識しています。パティ東京都墨田区亀沢3-13-6 岩崎ビル1F ☎︎03-6658-8771は、手切りした肉と挽き肉を合わせ、ハンバーグとステーキのいいとこどりをしたような、肉の食感とジューシーな味わいの両方を楽しめる仕立てに。野菜はあくまでパティの引き立て役です。また、ハンバーガーは下のパーツほど食べたときの印象が強くなるので、メニューによって重ねる順番を変え、主役となるパーツを強調しています。「ワイルドアウト」などの個性的なメニューは、どのように誕生したのですか?アメリカのハンバーガーショップをたずねたときの経験が大きいですね。日本ではメニュー表にあるものをそのまま注文する人がほとんどですが、アメリカでは自分の好みに合わせて肉の焼き方やソースの有無などを細かく指定する人がとても多かった。それに、アメリカではバーでもハンバーガーが売りというケースはよくあるのに、日本ではハンバーガーをディナーに選ぶ習慣自体あまりない。ハンバーガーという食べものの根づき方が日本とはまったく違うのだと、カルチャーショックを受けました。パーツ構成にしても、バンズ、パティ、レタス、トマトというお決まりのイメージがありますが、もっと自由でいいんじゃないかな、と。店の個性にもつながりますしね。ワイルドアウトもそんな考えから生まれました。ハンバーガーの枠組みを広げることで、日本でもハンバーガーがもっと身近な存在になればいいなと思っています。オーナー 木村雄太さん1982年東京都生まれ。大学時代からアメリカンレストランでアルバイトをし、2005年より「ブラザーズ」(東京・人形町)で5年間修業。初代店長を務める。2011年11月に独立開業。142ハンバーガーの枠組みを広げ、日本でも身近な食べものにしたいshake tree 【シェイクツリー】
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