エモーショナルなマジパン
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Marzipan zoo 21次にマジパンペーストを着色する。バニーは鼻のこげ茶色、耳のピンク色、舌の赤色をつくる。それ以外の白い部分は硬さを調節したマジパンペーストをそのまま使う。着色の色調は左ページのパーツ図を参考に。硬さを調節したマジパンペーストを必要な量だけ取り分ける。中央をへこませ、そこに溶いた色粉を小さいスプーンでのせ、その部分にマジパンペーストを押し込むようにもんで着色する。● 着色に関しては→P12。● 均一な硬さでないと、細工中にヒビ割れなどの原因になる。単純な作業だが、はじめのマジパンのもみ込みはとても重要。マジパンペーストを適量取り分け、台上でもみ込んで硬さを調節する。両手の親指でマジパンペーストの中央を強く押し込む動きをくり返すのが基本。● マジパンペーストは細工をする前にかならずもみ込んで硬さを調節し、全体の硬さを均一にする。● マジパンペーストは冷蔵品なので、夏季以外は使用する前日に室温にだしておくといい。● 作業は室温で。ただし湿度の高い季節はマジパンがダレやすいので、空調をドライにするなどして調整を。● 海外では製菓用のマジパンローマッセを使う人が多いが、細かい細工はできないので、必ず細工用のマジパンペーストを使う。硬さを調節するために、必要に応じて粉糖とコーンスターチを使い分けて加えてもみ込む。● 粉糖 → マジパンにコシをつける。ただし高湿度の時季はたくさん入れると粘りがでやすいので注意を。● コーンスターチ → マジパンのベタつきを抑える。全体が均一で、扱いやすい硬さにする。マジパンの表面は乾きやすいので、作業途中はかならずラップで包んでおく。マジパンを着色するマジパンの硬さを調節するマジパンペーストの準備

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