羊料理
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8月9月10月11月12月1月2月3月4月5月6月7月交配準備8月9月10月11月12月1月2月3月4月5月6月7月[ 毛肉兼用種 ]ボーダーレスター強健、多産で産肉性に富む[ 毛肉兼用種 ]メリノ羊毛の品質、肉質、産肉性に優れる[ 毛肉兼用種 ]ロムニー脂肪が少なく、赤身に優れる[ 肉用種 ]ドーセット三元交配の基礎品種羊のライフサイクル羊は季節性繁殖を行うため、出生は年に1回となる。241スペイン・イベリア半島原産。世界各地に渡って改良され、スパニッシュ・メリノ、ランブイエ・メリノ、オーストラリアン・メリノなどがある。中でもオーストラリアン・メリノの羊毛は評価が高い。フランスのランブイエ・メリノはメリノではもっとも大きく、肉質がよく、産肉性にも優れている。体重は品種によりさまざま。英国・ドーセット州を原産地とする短毛の肉用種。強健で成長が早く、肉質もよい。オーストラリアでは、ボーダーレスターと並んで、三元交配の基礎品種として使われている。この種をもとに米国で開発された角のない品種が、ポール・ドーセット。ポール・ドーセットも肉質がよく、多産で、世界中で広く飼養されている。 羊の生産においては8月に繁殖準備、つまり次年の生産計画を立てる。日本では9月〜10月が主な繁殖時期。羊は季節性繁殖で、日照時間が短くなるとメスの発情がおこる。人工的な繁殖は難しく、日本ではほとんどが自然繁殖。 妊娠期間は145〜150日ほど。出生は2〜3月が主となる。ただし、サフォークなどは8月末から2月初旬まで繁殖が可能であり、品種と飼育する土地の気象条件によってこの表の限りではない。受精可能期間が長い品種を使い、時期をずらして繁殖させれば、通年出荷が可能になる。 なお、南半球にあるオーストラリアとニュージーランドでは、秋である3〜4月が繁殖、春である8〜9月が出産のピークとなる。また、赤道直下では日照時間の変化がとぼしいため、品種や場所によっては季節を問わず、繁殖が可能になることもある。英国のイングランドとスコットランドの境界に位置するボーダー地方が原産。イングリッシュレスターとチェビオットの交配によってつくられた改良種で、長毛の毛肉兼用種。早熟早肥で産肉性に富む。強健で繁殖能力が高いため、英国やオーストラリアでは三元交配などによる交雑種をつくるための基礎品種として利用される。英国・ケント州の沼沢の多いロムニー地方原産の毛肉兼用種。湿潤な気候に適することから日本にも多く導入された。牧草などの粗飼料でよく育ち、肉は脂肪の少ない赤身。肉用の交雑種をつくるための基礎品種としても利用される。羊肉の輸出量世界2位のニュージーランドでは純血種が約50%、交雑種が約25%を占める代表品種。交配放牧出荷時期スプリングラム:離乳する4ヵ月目の40〜50kgのもの。いわゆる乳飲み仔羊。スプリング肥育ラム:羊乳と飼料を併用して、50kg程度に育てたもの。舎飼仕上げラム:離乳する4ヵ月目から羊舎で穀物飼料を与えて育て(グレインフェッド)、50kg以上で出荷する。放牧仕上げラム:放牧し、牧草で育てる(グラスフェッド)。7〜8カ月齢で出荷。放牧後、舎飼仕上げラム:放牧して牧草で育てたものを、脂肪や体重を増やすために羊舎で穀物飼料を与える。9〜12ヶ月齢で出荷。妊娠出産授乳舎飼い離乳放牧親羊仔羊飼い方スプリングラム放牧仕上げラム舎飼い仕上げラム放牧後、舎飼い仕上げラム資料:『畜産総合辞典』(小宮山鐵朗、鈴木愼二郎、菱沼 毅、森地敏樹編、朝倉書店刊)、『新編 畜産大事典』(田先威和夫監修、養賢堂刊)ここでは、日本における羊のライフサイクルをご紹介する。
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